個人的には水泳が一番早く痩せる運動だと思う。

そもそも水泳は全身運動であるし
全身を伸縮するストレッチ効果もあり
水圧に対して泳ぐ時に生じる筋トレ効果もある。

一回であれもこれもすべて効果があるのが
嬉しいところ。

私は水泳を今から5年前にやろうと思った。
それまではカナヅチであり
全く泳げずにいた。

毎年のように健康診断をうけ
毎年　1㎏ずつ体重が増えていく。
このまま　いったら5年後に5kg増えていくのか？
と思うといてもたってもいられなくなり

ある日　近所のスポーツジムに登録していた。

そこはプールも併設されていたが
もともと泳げない私には
水泳を選ぶということは皆無であり

最初の頃は
エアロビクスなど選んでやっていた。

しかし、ある暑い夏の午後
ちょっとプールに行ってみようかなと思い
ただウオーキングだけでよかったのだけど
隣のレーンでかっこよく泳ぐ人々を目のあたりにして
私も泳いでみたいという欲求にかられた。

泳ぐと言っても
独学でできるものでもなく
友人で水泳ができる人がいたので
恥を忍んで
1時間1000円で教えてもらうことにした。

友人が　最初に25mクロールで泳いでみて
というので泳いだが
兎に角　最初の私の泳ぎは本当に酷いもので

友人は　どこから手を付けていいのか考えあぐねたと
後日伝えてきた。

クロールか平泳ぎか最初は迷うところだけど
私は、平泳ぎの足はあおりであったが
平泳ぎでは泳げることができたので
あおり足でよいからと
腹筋を入れながら　25ｍ泳げることを目標にし
1か月で無様ではあるが泳げるようにはなった。

で　その次はクロール。

クロールは最初から無理なので
１）まずはケノビ
２）その次は　バタ足。

そのバタ足は腹筋も太腿の筋肉も必要なわけで
すぐにビートバンで25mバタ足だけで
泳ぎきるには　難しい。

地道にビートバンを使い
バタ足だけ30分程度泳ぐ。
結構キツい。

バタ足だけ進むようになると
次は息継ぎの練習である。

息継ぎの練習は
ビートバンを使い　片側で息をするという
クロールの基本中の基本である。

バタ足１，２，３，で息継ぎ
それが左側か右側で決めておく。

ビート板をつかうのであくまでも
息継ぎだけの練習。
自分の息継ぎのタイミングというかリズムがわかったら
今度はビート板を使って
右手　左手とクロールのように
ビート板に交互において練習し
一緒に息継ぎも習う。

これを何十回かやっているうちに
腕の筋肉がついてくる。

クロールの息継ぎは
実際　腹筋がついて腕がまっすぐに伸び
（わき腹が十分に伸びていて体が水中に浮いているという）
心配なく顔が横に向いて
息継ぎできる感じといえばよいのだろうか？

まあ　そうこうビート板をつかって練習していくうちに
なんとなくクロールが出来上がってくる。

あとは　もう泳いで練習するのみ。

一週間に3回もプールに行ければ上達は早いが
（毎日行くと筋肉痛がつらいと思われ）

いろいろ調べて
スイマーハイになるには
多少疲れてもういや　という時期に
自分を追い込むと良い　とアドバイスを見つけたので

最初の頃は多少疲れて
はぁはぁいっても　頑張って泳いでいるうちに
確かに　ｽｲﾏｰｽﾞﾊｲになるのは確か。

私の場合は　最初はビート板を使い
バタ足とドルフィンキックを10分ほど泳ぎ
まずはウオーミングアップをし
それから　25m平泳ぎ
次　25mクロールを繰り返す。

泳げるようになったら
次は　リズムを早くする。

今まで　１～２～３～４～というリズムで
クロールや平泳ぎをやっていて
ストレスがなくなってきたら

次は倍速で。

でもま　なんでもそうだけど
運動もマイペースが必要。

前回はすいすい泳げていても
次は　ちょっと疲れていたり面倒だったりすることはある。
そういうときは自分の体調にきちんと耳を傾けることが必要だろう。

早く痩せたいからと
無理をしても良いことはない。

太るのも少しずつだったわけなので
痩せるのも少しずつ。

マイペースで。

最初からすいすい泳ぐのは
本当に難しいけど少しずつやっていくと
必ず泳げるようになる。

教えてもらう人がいない人は
スポーツクラブや自治体でやっているお教室で習い
泳げるように目標を定める。

泳げるようになったら
あとは毎週週3回以上プールに通い
最低1時間は泳げるようにすると
太らない体になる。

しかも沢山食べたり飲んだりしない人は
一か月で数KG痩せるだろう。

何事も努力が肝心。