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大道芸人が映像制作やライブ配信に関わるようになった理由は

こんにちは。今回は私が映像制作やライブ配信に関わるようになった理由を書いてみたいと思います。

私の本職はプロのパフォーマー・大道芸人です。10年以上活動していて、滋賀で地域密着で頑張っています。

大道芸をしているところ

大学では「芸術計画」という学科にいました。何をしているのか分からないとよく言われるのですが、ざっくり言うと芸術の企画運営側の勉強をするところでした。

そんな訳で企画をすることは結構好きで、パフォーマーになってからも小さいサーカスを立ち上げたり、地域でフェスを開催したり、「地域密着とエンタメ」をテーマに色々頑張っていました。

企画したフェスの様子

映像との関わりはネットやSNSの影響が大きく、ジャグリングが写真では伝わらないので、自分のパフォーマンス動画を撮影するようになったのがきっかけです。

考えてみると元々映画が好きで、大学のときも映画をつくったりしていましたし、映像に関わることも元から好きだったんだと思います。

学生のときに制作した映画

そんな中、転機となったのはコロナ禍で、感染症対策として映像を使って何か企画できないかと思うようになったのが大きなきっかけでした。

幸い、プロとして映像に関わる友人がいてくれたので、協力してもらいながら自主企画を何度か開催しました。

ライブ配信を活用した自主企画

そんな中で、これまではお客さんの目の前で行うイベントがメインだったのですが、映像を使って人に楽しんでもらったり何かを伝えたりすることに手ごたえを感じるようになりました。

面白いと思ったのは、公演を企画することと、配信を企画することが似ているという点です。

コンセプトを決めてそのために何を組み立てていくかを考えるのは一緒ですし、どちらも観ている人に楽しんでもらうという点は共通です。
現場でのディレクションは今までのステージイベントで培ってきたものが活かせることも多く、
またパフォーマーとして表方を経験しているのも、演者さんに関わる際に役に立ちました。

ここで、今までのパフォーマー・企画・映像の経験が合致することになりました。

一度はコロナ禍で何の手出しもできなくなってしまいましたが、何とかしたいとあがいていく中で、今までの自分の経験を活かして、新しい道を見つけました。

とはいえ、実は配信に関わるようになった初期はコロナ禍もすぐに終わって、自分もステージイベント中心に戻っていくだろうと思っていました。

ところが思っていたよりもずっと長引き、イベントの機会になかなか恵まれない反面、

コロナ禍の影響で配信の需要があり、経験を積ませてもらえる機会を得ることができたので、コツコツと勉強しながら徐々に映像への理解を深めていきました。

余談ですが、私のnoteではそんな中で得たちょっとした経験をつづっています。自分でもすぐ忘れてしまうので、また使う時がきた時のために足跡を残しておこうという魂胆です。

最近の配信中の様子

今後どれほどの比重で映像に関わっていくかは正直まだ分からないところもあるのですが、

イベントと映像の相性は良いですし、多少は自分に向いていることも分かったので、何らかの形で続けていきたいと思っています。

今度は配信で得た映像の知識を元に、舞台での画出し(スクリーン投影)やプロジェクションマッピングもやりたいですし、

エンタメと動画配信がどういう関係になっていくかも興味があるので、もし何か面白そうな話が転がり込んで来た時のために、役に立てる準備しておきたいですね。

個人的には映画・ドキュメンタリー・VJあたりもできたら楽しそうだなと妄想しております。


コロナ禍はパフォーマー人生の中で1番の大変な出来事でしたが、そんな中で何とかしなくてはともがくうちに、映像と付き合うことになりました。

新しいことに携われたのは、自分の可能性を拓く意味でも、本当に良かったと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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