見出し画像

予備試験の「独学」は不可能(7か月間の経験)

-1 はじめに

はじめまして、専門学校に通いながら予備試験を目指しているとある学生です。現在は「伊藤塾」で勉強をしています。

この記事を選択していただきありがとうございます。
選んで頂けたということは、中には「独学で予備試験に挑戦」しようと考えている人、「独学を考えているけど実際、独学ってどうなの」と不安を抱いている方もいると思います。
私の家庭は裕福ではなく、「伊藤塾」入学するためにローンを組もうとしましたが、ローンが組めず、予備校ないしロースクールに通うお金がなかった為に、独学で7か月間勉強をしてきました。
※現在は無事「伊藤塾」にお世話になっている。なぜ入ることができたのかを、(5)で触れております

本記事では、金銭面で苦労している方なら1度は考えたこともあるであろう「久保田康介の司法試験講座」の感想についても触れておきました。ここから得た「記録」・「経験」・「知識」を紹介し、今読んで頂いているあなたのお役に立てば幸いであります。

-2 予備試験を目指し始めた理由、独学を選んだ理由


私は、高校では勉強を全然してこず、卒業後大阪府内のIT専門学校に入学。2021年3月頃(専門学校2年の時点)、岡野武弁護士や久保田康介弁護士をYoutubeで見て弁護士に興味を持ち始めました。

金銭面的に予備校ないしロースクールに通うお金がなかったため「独学」で挑戦することに決めました。


-3 読めるのに、理解できない

その時点では、私は「何を」勉強し、「何科目あるのか」も知らない状態から始め、情報調べに入りました。そこで、YouTubeで「樋田早紀」さん(今は弁護士をされています)の「司法試験の短答勉強法」をみて基本書を買う参考にしました。

そこで紹介があった中の2つ
「憲法」:芦部信喜
「民法」(全):潮見佳男 
この2冊を購入し、憲法から勉強を始めました

冒頭で述べたように私は憲法に手を付け、ゼロの初心者でありこう考えていました。


3年くらいあれば予備試験合格できるだろう
と。ですがそれはすぐに考え直されたのである

なぜなら、「読めなかった」からです

文字を読めないということではありません、理解ができなかったと言うほうが妥当だと思う。半年が過ぎた現在でもまだ、あの時のことをはっきりと覚えており、まるで外国語を読んでいるようで頭に入ってきませんでした。

2021年4月下旬頃、久保田弁護士の「オススメ基本書紹介」を見て

①「憲法がわかった」:日笠完治
「憲法学読本」       :安西文雄-巻美矢紀-宍戸常寿
この2冊を購入しました。

憲法学読本は理解は別とし、通読しすることができたため短答過去問題集(「短答式過去問集」:早稲田経営出版を使用)に取り掛かり始めました。
※1周は回しました

-4 久保田康介の司法試験講座の感想(辛口)

2021年6月から2021年10月の間利用しており、
この4つを単品で購入し、講座を受講していました
①憲法
②刑法
③民法
④民事訴訟法

結論から申し上げると、内容が分かりやすいとは言えません。
--1   説明した用語についてはその後、その用語を理解している前提で解説されているので理解できないことが多発いました。
たとえば、債権者」という言葉を解説したとすればその後、債権者という用語を多用し「債権者、要するにお金を貸した人」という初学者にわかりやすいような言い直しはほとんどありません
そのため、動画を行ったり来たりを繰り返していました。
--2 「重要なポイント」と「そうでないとこ」のメリハリを支持してくれない所もデメリットであるのかなと感じております
科目数が膨大であるため、絶対に暗記しても覚えるべき箇所の支持がない為私は、「全部覚えないといけないのか」と私は誤信していました。

確かに、久保田先生の講座は金銭的に余裕がない人にとって12,000円と一概に安いとは言えませんが、他の予備校の値段に比べると心強い勉強アイテムであります。

私は上記で述べたように、初学者の段階で芦部先生の「憲法」を読んで理解できないとお伝えしました。このことから考えると久保田先生の基礎講座は初学者である私にとって役に立ったことには否定はありません
経験者であれば、久保田先生の講座はとても安価であり、試験対策として有効に活用できることは間違いないと思います。

しかし、初学者には内容が分かりやすいとは思えませんでした。

講座を受けた感想でいうのであれば、
民法の基礎講座」については「わかりやすかった」のですが、
特に民事訴訟法の基礎講座」については「ただ読んでいるだけ」と、
強く感じました。言い方が汚く失礼ですがアタリとハズレがあるのが現実なのだと思います(デメリット)

ですが、基礎講座をなにも使わないよりも、使った方が効率がいいのはまちがいありません。
始めは、YouTubeでお試しの講座を受講できるのでそこで判断していただき、購入するか、購入しないかを検討していただけたら幸いです。

下記、久保田先生の基礎講座のお試しのリンクを張っておきました。
-憲法基礎講座
-民法基礎講座
-刑法基礎講座
-民事訴訟法基礎講座
-刑事訴訟法基礎講座
-久保田先生の司法試験チャンネル

-5 なぜ伊藤塾には入れたのか

伊藤塾に入学したいが「ローンが組めなかった」のになぜ入学することができたのか。

結論、現在通っている専門学校で借りている奨学金の残高すべて(100万円)と足りない分は母が何とか工面し用意(30万円)してくれたからです。

母の期待に応え1年でも早く弁護士になれるように頑張るしかないです。

金銭的に苦労している方、仕事で時間がとれない方たくさんいると思います。ですが、体調に気を付けながら、いっしょに淡々と日々積み重ねていきましょう。

この記事が参考になれば幸いです。

最後まで通読いただきありがとうございました。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?