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【育児】Sサイズのパンツタイプおむつが供給不足すぎる

不勉強であった高校生のころ、暇な授業での遊びと言えば電子辞書でいろんなモノを調べることであった。
私は毎日勉強しているふりをしてあれこれ調べていたのだが、以前ちょっとした出来心で「おむつ」ということばを調べると、意味のところに「おしめ」と出てきた。
そこで今度は「おしめ」と調べたところ、意味のところに「おむつ」と出てきた。知的欲求はこうして満たされないまま堂々巡りとなるのかと思い、空しさが胸に去来したものだ。

さて、その「おむつ」もとい「おしめ」を、娘を育てるようになってからちゃんと考えるようになった。あのメーカーのものはおしっこがよく漏れるからダメだとか、あのメーカーはちゃんとホールドされてて良いとか、それなりにこだわりが出るものである。

おむつは簡単に分けると「テープタイプ」と「パンツタイプ」がある。パンツタイプは通常のパンツのように穿くタイプで、テープタイプは寝っ転がっていてもおむつを替えやすいように左右の腰のあたりにテープがついているタイプだ。

娘は眠る時間より活動している時間が長く、それだけにあまり身体が大きい方ではない。おむつのサイズもまだSサイズで十分なのである。ただしすでにつかまり立ちをするようになっており、テープタイプだとなかなかおむつを替えることができないため、パンツタイプのおむつにこのほど移行した。
つまり、娘には「Sサイズのパンツタイプのおむつ」が必要になるわけだ。

この間おむつが無くなりそうになったため、「Sサイズのパンツタイプのおむつ」を買いにいったのだが、驚くほどどこにも見当たらない。
ス●薬局にも、どら●ぐぱぱすにもないし、ライ●にもないし、そして西松●にもないのだ。一時期の半導体と同じくらい「Sサイズのパンツタイプのおむつ」は供給不足になっている。たとえあってもMサイズからで、なんならLサイズの上のビッグサイズみたいなやつまである。これほどまでSサイズだけないということは需要がないということなのであろう。

せっかくつかまり立ちをしたのに、身体が大きければビッグサイズを穿けばいいのに身体が小さいばかりにフィットするおむつを手に入れられない。大は小を兼ねるとはいうけれども、おむつにおいては大は小を兼ねず、残念ながら糞尿が足とオムツの間から漏れ出るだけである。これは日本社会に横たわる悲しみそのものである。
世のドラッグストアの仕入れ担当者の方々には、ぜひ「Sサイズのパンツタイプのおむつ」を店舗に置く努力をしてほしいものだと思う。

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