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「甘い浅才」

飼い慣らされた犬の様な365日を

永遠に繰り返すなんてまっぴら御免だ!

と、公園で、寝言が続いていた二十代。


「ネズミ講の一番下から見える景色は、意外と冷静なフルカラーさ。」


飼い慣らされた犬の様な365日を永遠に続けるコツは、

一生アレに振り回され続ける事さ。


そもそも、人間に価値なんてないこの国で、そんな寝言は通用しないのさ。


楽に生きたいのなら、医者にでも行って、

「神経を抜いてくれ!」とでも言うしかないのさ。


「奪って、奪って、奪い合ってるのさ。」

みんな誰しも、

蜘蛛の糸が天から垂れてくると、どっかで思って生きてるのさ。

てめえのカルマを何処かに都合良く置き忘れてな。


ネズミ講の一番下は、それはもう強烈さ。

何かやらかして落ちてきた奴を見てると、精神が直ぐに参っちまうらしく、

医者を肥らせるただの駒になっちまうのさ。


冷たい物言いだが、

まともな人間なんて

この世の中にはいないのさ。


人間って動物は、

人間みんなに愛されたいのに、

どうやっても

人間みんなを愛せないのさ。


「俺は、人が嫌いという、アノニームな変態野郎なのさ。」






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