スクリーンショット_2018-02-16_23.36.42

プレゼンで緊張するのは『ホーム』じゃないからだよ!というのを図解します

どうも!100回プレゼンしたマンこと、そやです。

プレゼン図解シリーズ3本目です!前回もスキやフォローをたくさんいただいてよろこびで小躍りしています。3本目かいちゃいます!

Twitterでも、まちえりさんという方からリプをもらいました!うれしい!


さて今回なんですが、「プレゼンで緊張してしまう...!」「頭真っ白になる...!」「困る...!」という、プレゼンするとみんなぶつかる悩みに役に立つやつです。

かくいう僕ももともと、お店で店員さんに話しかけるのとか絶対無理、飲食店で注文するの恥ずかしい、とかそういうレベルのコミュ障だったので、プレゼンともなると相当アガってました。もちろん頭は真っ白、そして顔は真っ赤です。

僕はそういう人なので、緊張しないようになるまでにはかなり壁があったんですが、そのへんどうやったのか、今の自分がスタート地点にもどったらこうするなっていうのも含めて、お伝えしていければと思います!

それではどぞ!


ヒトはなぜ緊張するのか

そもそも人はどういうときに緊張するんでしょうか?なぜ緊張するんでしょうか?
これがわかると、緊張しない方法も分かるんじゃないかって気がしますよね。

以前なにかの本で読んだところによると、ヒトは慣れない環境では緊張するようになっているらしいです。

どうやら野生の本能みたいなのが残っているんだとかで、例えばよく知らないジャングルにきたら、どこから敵が現れるかわからないし、危ないですよね。なにかあったらとっさに動けないと命に関わります。

そういうときに考えてから動いてたら死んでしまうので、思考力を落として反射的に動けるように脳のスイッチが切り替わるらしいです。筋肉もすぐ動けるように準備して、力が入って固くなります。

コレが緊張の正体です!緊張はもともと僕らを守るメカニズムなんですね。すごい!

でも僕たちがいまやろうとしているのはプレゼンなので、とっさに逃げたりする必要は全然ありません。むしろ緊張しないほうがいいですよね。いろいろ考えたりできるほうが便利です。

緊張する理由の逆をいけば緊張しないはずなので、「ここは慣れ親しんだいつものジャングルだ!」となればいいわけです。

つまり脳が「ここアウェイだ!」となれば緊張しちゃうし、「ホームだ!」となれば緊張しない。

そういうことなので、ここからは、どうやったらプレゼン中に「ここはホームだ」と感じられるか、逆にアウェイと感じないか、という切り口でいろいろ考えていくとよさそうですよね。


あなただけではなく、お客さんも緊張している


プレゼンは、上図のような感じでスタートすることが多いです。

ここでポイントなのは、お客さんも『ここアウェイだ...』と感じているということです。考えてみれば、お客さんもお客さんで、周りに知り合いなんてほとんどいなかったりするわけです。それってアウェイそのものですよね。
繰り返しになりますが、プレゼンターのあなたも、お客さん一人一人も、みんな緊張している!ということなんですね。

ここめっちゃだいじポイントなんですが

・『あなたのアウェイ感』を解消するアプローチ

・『お客さんのアウェイ感』を解消するアプローチ

この2つを分けて考える。

そうすると、今足りてないのはどっちなのか?このハウトゥーはどちらに効くのか?というの分かって、何をすべきかが明確になります。

もちろん、分けて考えるとは言っても、プレゼンターとお客さんはお互いに影響をおよぼしあうので、完全には分離できません。お客さんがリラックスしているとプレゼンターは話しやすいし、プレゼンターがガチガチだったらお客さんもリアクションしにくいですよね。

でも、この2つの要素があるんだ!というのを知っておくのは大事だな、と思うんです。

たとえば、緊張しなくなる方法の一つに「場数をふむ」というのがあると思います。これはどっちかなと考えると、プレゼンター側ですよね。

プレゼンをたくさん経験すると、脳みそが「これいつものかんじだ!よくやるやつだ!ホームだ!」と思い始めます。そうすると、人前にたつ、ということ自体には緊張しなくなっていきます。

社内でLTをする機会がおおいんだけど、上手くできないんだ、という人は、お客さんはみんな知り合いなので、お客さん側はべつに緊張なんてしてなさそうですよね。そうすると、自分側の問題だけに集中して取り組めば、すぐ上達できそうです。

逆に、人前に出るのはめっちゃ得意!という人でも、お客さん側に引きずられて上手くプレゼンできないというシチュエーションもありえます。
たとえば、すごくかしこまったパブリックな舞台で、お客さんが全然リアクションしてくれない、みたいな場合です。こういうときは、お客さん側に働きかけて、緊張をほぐして盛り上げてあげる必要があるとおもいます。

このように、課題があるのがプレゼンター側なのかお客さん側なのか分けて考えると、上手くなりやすいんじゃないかなあ。


おすすめの上達手順

最終的には、社外で登壇やLTしたい!みたいなのを目標に掲げているとしましょう。

まずは、プレゼンターとお客さんが両方「ホームだ!」と思っている状態を目指すぞ!
という目標をはっきりさせておきましょう。
この状態が作れると、プレゼンしていてめちゃくちゃ楽しいし、見ているお客さんも楽しいです。

両者のホーム感を目指すにあたって、どっちに比重をおいたらいいんでしょうか?

ぼくののおすすめは、先に「プレゼンターのホーム感」を育てる方です。

なんでかというと、お客さんをコントロールするより、自分をコントロールするほうがカンタンだからです。自分の成長は確実につみあがっていくし、どんなお客さんあいてでも、安定してそこそこのプレゼンはできるようになるので、おすすめです。


自分のホーム感を育てていく上で、一番わかりやすい練習は、やっぱり数をこなすことです。結局場数かーい!と、どうかがっかりしないでください。慣れというのは、1番確実にホーム感が育っていく、すごくいい方法なんですよ!

とくに、こういう環境で場数をふむのがおすすめです。↓↓

この図はどういうことかというと、あなたは発表なれしていないので、どうしてもアウェイ感を持ってしまうんですが、お客さんの方は超温まっているという状態です。

例えば社内LTがそうですね。

この状態だと、あなたは自分のことだけに集中できますよね。お客さんに引きずられたりしない。むしろお客さんからはいい影響しかない。1番プレゼンのハードルが低い状態です。

お客さんは5人とかでも良いので、ホットなかんじで聞いてもらえるように、事情をよく説明して、協力してもらいましょう

TLって時点でハードルが高い!手軽にやりたい!ということなら、普段のチーム共有会をプレゼンっぽい形式にするだけでもいいと思います。
これだと、スライドも用意不要だしいっぱいできますよね。

まずは「人前に出る」という1点に集中して、自分のホーム感からを育てていきましょう。

ちなみに、社内で協力をあおぐにあたっては、今読んでいるこのnoteをSlackで送って「これやりたいです!」ってやるとラクですよ。


お客さん側のホーム感をどう作るか

さて今度はお客さん側のホーム感のはなしです。これもとても大事です。

お客さん側の影響というのも、信じられないほど大きいんです。

プレゼンが初めてで、場馴れゼロだったとしても、お客さんのおかげで全く緊張しない、ということも普通におこります。

「そんな練習なんてしてる暇ないよ...本番一発でなんとかなるテクニックがほしいんだよ!」というひとが求めているのも、お客さん側のホーム感の作り方かなと思います。

ということでいくつか紹介していきます。

方法自体は無数にあるので、ぜひ色々探してみてください。


内輪ネタを喋る

内輪ネタがなぜいいかというと「こいつ仲間じゃん!」ってなるからなんですね。

人間の脳は、「こいつらしらない人だ!敵かもしれない!怖い!アウェイだ!」とおもって緊張してしまうわけです。逆に言うと、仲間だと思えればほぐれるということなんですよ。内輪ネタは、ぼくら仲間だよと示すのにもってこいということなんですね。

けんすうさんのプレゼンの記事で紹介されていて、へーっと思ったテクがあって、内輪感のうすい集まりの場合は、前のプレゼンの人をいじることで、即席の内輪ネタを生み出せるんだそうです。


お客さん同士で交流してもらう

短いワークショップとか、アイスブレイクみたいので、お客さん同士で何かしてもらうのも良いです。お客さん同士の交流が生まれれば、仲間感がでてきて、多少なりとアウェイが解消されます。

たとえば、資料やカードを回してもらうとか、ペアになって何かしてもらうとか、いろいろな方法で交流できそうです。


リアクションがいい人を1人見つけて、その人に向けて喋る

お客さんが20人くらいいると、ひとりくらいめっちゃうんうん頷いて真剣に話を聞いてくれるひとがいるんですよね。その人に向けて1on1ぐらいのつもりで喋る、という方法です。

これはお客さん全体が仲間じゃなくても、仲間が一人いればいいや!というやり方です。

ドラマとかでも、ステージの上から知り合いを見つけて安心する、みたいなシチュエーション、みたことありますよね。アレのもっと凝視する版だと思ってください。

できればこの1人は本当の友達がいいです。最前列にいると視線が下がってしまうので、真ん中3列目くらいにいてもらいましょう。

注意点としては、かなり意識的に「この人に向かって喋るぞ!」と思わないと、本番では忘れてしまいがちです。(僕は毎回忘れます)

なぜかというと、喋ることで手一杯で、視線まで手がまわらないからです。2つのことを同時にするのってむずかしくて、つい虚空を見つめてしまうんですよね。


まとめ

そんな感じでした。

このnoteで1番伝えたかったのは、緊張の仕組みを知ろう!ということでした。仕組みさえわかってしまえば、あとはプレゼンの場でどうやってホームを感じるか、自分で考えていくことができると思います!

プレゼンで緊張するっていうのは人間にデフォで備わっている機能なので、めちゃ普通のことです。はずかしいんですが、そうなるのが実は自然な状態なんですよね。ちょっとでも緊張せずに話せるならそれはすごいことであって、できなかったからといって自分はだめだとか思う必要ぜんぜんないということです。むしろ、ナイストライ!です。

それに、顔真っ赤にしてガチガチのプレゼンしたことなんて、どうせ明日になったら誰も覚えてないんですよ。でも場数をつんで上達したら、あなたがプレゼンが上手な人だっていうのは、皆ちゃんと覚えてくれますからね!

ファイト!


このnoteがよかったらスキ!フォロー!してくれると嬉しいです!そしたら4本目かいちゃうかも!

Twitterもやっとります!↓↓

https://twitter.com/1000tea


前回の記事もよかったらどうぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?