任された仕事をやり遂げた時、自分の提案がうまく行った時
誰かに祝ってもらうまでじゃないけど、この達成感をそのまま放置せずに
成仏したいときってあるよね。

僕はそんな時、いつもより美味しいランチを一人で食べるようにしている。
夜の一人は寂しいし、昼のご馳走ってのが気分が上がるのだ。

そんなときにぴったりのお店が渋谷のかつ吉。

ここはトンカツも美味しいことはもちろん、店がまえや内装がすごくて、ちょっと小旅行して田舎の老舗旅館に来たのかな？って気持ちになる。

お店に入る前に小庭みたいなところで魚が泳いでいたり、どれも価値ありそうな器の数々。テーブルも重厚な厚みと色で迫力がある。
まるでテーマパークのように食べる前から雰囲気を作ってくれる。
美味しかったらいいってことじゃなくて、食べること自体の全体演出を意識しているんだなとわかる。

気になるメニューは、シンプルながら季節限定の商品もあったりして面白い。夏だからか、冷やしカツ丼なるものもあった。

今回はローストンカツとアサリのクリームコロッケを注文。
トンカツはあっさりとしていて、軽い感じ。
低音でじっくりあげているからか、肉厚だけどみずみずしい感じ。
いつもはソースだけど、塩も使ったりしてゆっくりと一つ一つの味を楽しんだ。

アサリのクリームコロッケはアサリが牡蠣かと思うくらい肉厚。
ゴロゴロした食べ応え満点のクリームコロッケ。これが個人的には大ヒットな美味しさ。

ご飯は青紫蘇を刻んだものであっさりとしていて
赤味噌汁は口の中を一旦リセットして落ち着けてくれる。

正直値段は少し高いかもしれない。ランチでも2,500円は確実に超えちゃう感じ。
でもたまには自分のご褒美にこういうところで、一口一口噛み締めながら
余韻に浸って食べるのも悪くない。

こんな時はまだランチだけどビールも一杯！って行きたくなるもんだよね。（まだできなかったけど）
もっと偉くなったら、躊躇せず頼めたりするのだろうか。
その境地に達するには仕事も精神もまだまだ精進が必要みたい。