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本の感想文、漫画も含みます。
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記事一覧

ホリー・ジャクソン「自由研究には向かない殺人」

 4/29、ゴールデンウィーク前半最後の日に読了。だいぶ前(2ヶ月くらい前?)、南の国にいる…

2

斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」

 南国の本読み仲間からの餞別を、昨日読了。  人間が本となる表題作と、それに対応する最後…

ひしがた❖
1か月前
2

阿部智里「烏は主を選ばない」

 八咫烏シリーズ第二作目。職場の昼休みに本を読んでしまったのは初めてだ。第一作に並び、キ…

ひしがた❖
3か月前
1

「三体」劉慈欣

面白かった!これはエンタメSFとしてずば抜けている。 文革に始まる、文化に対する、権力と暴…

ひしがた❖
4か月前
2

桐野夏生「メタボラ」

 大晦日に読了。  ヘッダーは渡嘉敷島の写真をお借りした。    あまりにも、私の仕事や生…

ひしがた❖
4か月前
2

アンソニー・ホロヴィッツ「メインテーマは殺人」(山田蘭 訳)

 昨日機上で夢中になって読み、帰宅後も読んで、読み終わってすぐ寝た。  めちゃくちゃ読み…

ひしがた❖
4か月前
3

年休と週末

 1日年休を取って、夫と週末を過ごした。  大まかな記録。 木曜日  仕事を終えて飛行場まで急いだ。昨日生理が始まり寝不足で、頭が回らない。  今週は仕事が立て込み、私自身の余裕も干上がっていた。  リクルートすべき学生に対して上から目線でマウント取ってしまったとか人の話を遮って話し始めてしまったとか書類のミス連発だとか、上司や同僚に土下座レベルのくよくよは全て忘れることにする。夜遅い便に乗り、夫の実家に泊まらせてもらうのに到着が深夜0時を超えるポンコツっぷり。今度からも

宇佐美りん「推し、燃ゆ」

 宇佐美りん天才的だなぁと思った。  読みやすいのにひどく痛い。抽象的なのにわかりみが深…

ひしがた❖
5か月前
1

原田マハ「花々」

 原田マハさんは、沖縄県の離島を舞台に、女性主人公のやさしくて切ない物語を多く書いている…

ひしがた❖
5か月前
3

湊かなえ「花の鎖」

 ようやく本日読了。  湊かなえさんの「好きなものを詰め込んだ」という謳い文句に惹かれ、…

ひしがた❖
5か月前
1

九井諒子「ダンジョン飯」

 最初から12巻(最新刊)までTSUTAYAでまとめ借りして、一週間で一気読みした。とても面白か…

ひしがた❖
6か月前
5

イーライ・ブラウン「シナモンとガンパウダー」

 夜中の2時半過ぎまで読んで、読み終えた。  海賊に拉致された天才料理人の話で、すこぶるハ…

森見登美彦「四畳半タイムマシンブルース」

 peachによる弾丸京都ツアー道中で読んだ本。行きの飛行機でさくっと読み終わってしまった。…

川越宗一「熱源」

 終電アタックをする飛行機の中で震えながらあらかた読んで、その後ヘロヘロになって東北行ってから実家に帰ってきて読了。  文明における弱肉強食の摂理に抗う熱を、アイヌを題材に史実を交えて描いた本作。加えて「日本とアイヌ」「ロシアとポーランド」他、オロッコなどアイヌ以外の少数民族も登場。  読んで、ロシアとウクライナとの現在の戦争を思い起こした。あとは、日本と、私の住む(住民票のある)沖縄の関係性も。  熱源は人であり文化である、潰してはならぬ。そう静かに呟くような、他文化を蔑み