ひしがた❖

社会人3年目

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    映画の感想文置き場です。たまに観劇などの感想も。

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    本の感想文、漫画も含みます。

  • 移動の記録です。飛行機での大移動や、仕事でちょっとそこまで外勤、散歩も全てひっくるめています。

最近の記事

残業を回避するために

 今日の残業、完全に不必要だった。  優先順位をつけて物事に取り組みたいのだができない。周囲のことを慮れてもいない。  あーあ。  抱え込むし残業が苦にならないタイプの人が前任者で、しかも性格的にはすごい仏のように優しい人で、こういう人に遅い時間にメッセージを送っちゃいけないと思った。  その人は自分の仕事そっちのけで来てくれて、長々と照会に対する回答をしてくれるから。  自分の仕事出来なさに辟易とする。まぁ今日は、夜遅くにやってもいい仕事と、やっちゃいけない仕事がなんと

    • 誘いを断る

       大学時代の友人グループからの誘いを断った。  休みの日に遊ばないかという内容で、2年以上会っていない子が連絡をくれた。    実を言うと、グループの中でも、連絡くれた子のことは特にどうってことなかったのだが、そのグループの中心的な子のことがとても苦手だった。仮にその子をAとする。  大学時代の私は、いや、大学を卒業した後も、私はAとの付き合いを続けた。  Aは、優里の「ドライフラワー」の歌詞みたいな女子だった。自分自身を「不器用で頑張り屋さんでかわいい」と思っている、

      • オッペンハイマー

         一昨日、IMAXで観てきた。  夫曰く、監督はIMAXで観ることを前提として映画を作っているから絶対そちらで観るべきとのことだったので、初IMAXだった。  全編通して、光や音のイメージが駆使されており、夫の言う通りだった。  日本に生まれ育ち、原爆がいかに広島と長崎に落とされたか小学生の頃から学んできた身としては、アメリカでの原爆の扱われ方の軽さに改めてショックを受けるし、広島や長崎の人はさらに違う感じ方をするだろうと思った。  最後、アインシュタインがオッペンハイマーに

        • 羊文学くらいの元気さ

           昨日、夫と二人で、家から30分くらい離れたところにある桜で有名な公園に行き、5kmとちょっとくらい走った。桜吹雪と日差しの中でヨタヨタ走りながら、天国ってこんな感じかなと思っていた。  あまりに疲れて、そのあと私はAirPodsを洗濯して壊し、夫は熱々の卵焼きを油ごと掌でキャッチして水脹れをこさえていた。  でも、走ったおかげか、筋肉痛を抱えながらも私は普段より元気だ。  相変わらず残業して、21時過ぎの電車に揺られながら羊文学を聴いている。fool、良い歌だ。  本当

        残業を回避するために

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        記事

          「お先に失礼します」

           いまとても落ち込みながらハンバートハンバートを聴いている。自分の仕事のできなさにつくづく嫌気がさした。自分が今何をしているのか良くわからない。  メール文ひとつまともに作れないし添付文書を間違えるし、そもそもデータを探せない。しまいには数すら満足に数えられない感じになっていた。班員全員が残業していて、私一人が夜20時40分過ぎに逃げ出した。  大学時代、私には向いていない仕事があるな、と強く思っていたことを、ぼんやりと思い出す。  ひとつは人と競う系の仕事。  もうひとつ

          「お先に失礼します」

          斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」

           南国の本読み仲間からの餞別を、昨日読了。  人間が本となる表題作と、それに対応する最後の一編に挟まれると、それぞれの短篇たちが全て、十または綴、あるいは別の本が語った物語のようにも感じた。  目や手足を、肉体を失うことについて繰り返し、この短編集では描いている。身体を損なうグロテスクさ、痛みに苦悶する登場人物たち、を、通勤電車内でリアルに想像して、何度か気分悪くなった。  短編はこんな感じの物語だった。 ・生きたまま焼かれて死ぬ本 ・肉体が死ぬと魂も失われることを知る

          斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」

          03の角田味

           たまに夫から東京03の角田っぽい!(悪い意味で)と言われるのだが、今日観ていた東京03のコントの角田のキャラクターにわたしみを感じたため、どこにわたしみを感じたか振り返る。 ①軽々しく人に頼み事をする。  角田のノリはあくまで明るく陽気なので、飯塚が本気で嫌がっててもなんか中和されてしまう。そして角田の強引さが勝つ。 ②頼んだ前提を自分からひっくり返す。  飯塚がいざ頼みを聞いてくれると、ネタバラシをしたり照れたりとかして、飯塚が合わせてくれた前提を自分から変えちゃう。

          誕生日

           今日は私の誕生日だ。この一年は、地元に帰ってきて、夫との新生活が始まり、転勤先で新たな業務の担当となる。  いくつか目標を立ててみたい。 1.家族を大切にする  夫と実家、どちらも私は大好きなのだが、時に対立した時はどうしたら良いか。夫とはいまだによく喧嘩するし、実家に対しての精神的依存が強い気がする。この距離感について、良い塩梅を見つけたい。 2.社会福祉士の勉強  夫との同居生活に加えて、新たな業務が始まる。でもまた現場に戻るために、しっかり勉強して、絶対取得したい

          これでよかった

           今日は転勤先への初出勤日だった。  挨拶してパソコンを設定して引継受けてお菓子配って昼ご飯食べて移動に係るデータやら領収書を係の人に提出して、定時退勤した。職場の人達はとても優しく、オフホワイト職場であることが分かった。仕事のやりがいには正直あまり期待できないけど、門外漢の私はまた一から、こつこつやるしかない。  2年前と同じように、私はJRに揺られている。  南の島で全て叶えて多幸感に浸っていた日々は既に無い。期間限定だったから美しかったということを知っている。私はもう

          これでよかった

          旅仕舞い

           南方での2年間が終わり、どっと体から力が抜けている。段ボールだらけの床で転がって今スマホのnoteに書き込んでいる。タブレットは段ボール行きだから使えない。  帰る場所がここより寒くて冬が残っていることが、少し不安だ。  仕事は一応、一区切りついた。本当はまだまだやること、やるべきこともあったんだろうけど、仕方ない。最後には魔物がいる、という。強烈な転移を受けて悩んだりした。沢山泣いた。あれでよかったのか分からない。心だけ置き去りになっていたように思うけど、でも仕事は、

          哀れなるものたち

           仕事終わりに40分歩いて映画を観に行った。もうすぐ転勤なのでポイントを使い切らないとという貧乏根性。  映画、グロかったぞ。結局、主人公を創造した天才外科医ゴッドウィンが幸せに死ぬ物語じゃねえか!と思った。  私なら将軍の体に瀕死のゴッドウィンの脳を移植しちゃうけど、どうなの?そういう物語ではない?あ、そう。  なんか「男性が考えたフェミニズム」だな〜とか、社会主義が肯定されるのか?とか、そんなに売春を肯定的に捉えちゃって良いの?とか思った。  のだが、原作小説を踏まえた考

          哀れなるものたち

          引越ログ:断捨離

           今日は免許更新して買い物・掃除して、ブックオフとセカストをはしごした。冷たい雨風がぱらつく曇りで、気持ちがちょっとどんよりする。  引越準備を進めなきゃ、って思うのだけど、まだ段ボール箱が届かない。離島に住むことは流動的な物の所有に全然適さない気がする。  とりあえず、ドンキで買った本棚をばらして、中身を折畳式の100均布箱に移しちゃおう。あと、書類整理して不要なものを捨てよう。  パソコン・スマホも整理したい。今日は無駄にリサイクルショップ間を往復することになったけど、G

          引越ログ:断捨離

          母娘関係・ファミコン・対話

           母親との距離、家族との距離に悩んでいる。最近とみに母娘関係について書かれた本や論考が目に付くようになった。  昨日まで家族旅行をして、夜夫とビデオ通話して、私は家族や母親に多くを求め過ぎ、アテにし過ぎていたと分かった。それは家族も、母親の方も同じであり、私に色々な役割を担うことを期待しているのだとも何となく悟った。  私のすべきことは、なるべく早く、今日から、その期待に応えるのをやめることである。  他方で、家族や母親との対話の機会は、できるだけ沢山持つ方が良い。私はそ

          母娘関係・ファミコン・対話

          阿部智里「烏は主を選ばない」

           八咫烏シリーズ第二作目。職場の昼休みに本を読んでしまったのは初めてだ。第一作に並び、キャラクター一人ひとりのキャラ立ちが素晴らしく、とてもわくわく読んだ。  解説を読み、主人公やそれぞれの登場人物たちが忠誠心を抱く先が違うからこそ、何を大切にしているかが重ならず、生き生きとしているのだと思った。

          阿部智里「烏は主を選ばない」

          阿部智里「烏に単は似合わない」

           春の姫、あせびの無自覚さが憎たらしく描かれており、ぞっとしつつも、何となく自分に似た部分を探り当ててしまった。  浜木綿の男勝りな友情、真赭の薄の圧倒的良い女感、白珠の壊れているからこその美しさ(ある意味では箱入りメンヘラ)…と、彼女たちの美しさと醜さがふんだんに描き尽くされている。  美麗なイラストが脳内に浮かぶ圧倒的な文章美で読みやすいのに、最後に残るモヤモヤした毒は、4人の姫に見た歪みを自分に投影してしまうからだろうか。

          阿部智里「烏に単は似合わない」

          しずかにかわる

           私は去年までとは性格が変わったように思う。結婚、仕事の変化を見据えること、友達関係の変化、SNSの使い方、生活。外的要因で私の内面が揺さぶられる。  とりあえず今日は本を読んで寝たい。  明日出来れば走りたい、本の続きを読んだりバスで遠出したりしたい。  冷凍餃子を焼いて食べたり、野菜炒め作りたい。健康大事。

          しずかにかわる