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ホリー・ジャクソン「自由研究には向かない殺人」

 4/29、ゴールデンウィーク前半最後の日に読了。だいぶ前(2ヶ月くらい前?)、南の国にいる時からの積読だから、読み終えたことが感慨深い。混み合う通勤電車や人身事故による遅延の時も側にいてくれた、心強い味方だった。

 主人公は、ピッパ・フィッツ・アモービという賢い女子高校生だ。明るくて分け隔てない存在で、クラスの中心ではなくて、気がついたら図書館にふらっと行っているような女の子。

 物語序盤は、筋書に先行されてちょっと無理があるような展開もあった(ように感じた、私が老いてるだけ?)けど、終盤にかけて、主人公がピッパでよかったと思うことが増えた。

 昔の私は間違いなく、彼女みたいになりたいな、と思っていた。通り過ぎた高校から大学、社会人1〜2年目をぼんやり思い出して、今の自分との連続性を探してしまった。

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