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これが本当の年収90万の性活レベルかと思った話

以前、こちらの記事の中で、自分は年収90万くらいの性活レベルで満足できる人間でありたいという話を書いたのですが、

自分なんかまだまだ甘いというか、これが本当の年収90万の性活レベルなのかなと思った話がありまして。

それが、爆笑問題カーボーイという爆笑問題のラジオ番組で、田中さんが休むことになったため、急遽太田さんと伊集院光さんが共演した神回と呼ばれる回のラジオ放送内での話なのですが、

このラジオの中で、

怒りんぼ田中裕二というコーナー(こんばんは田中裕二です。から始まるいかにも田中さんが怒りそうなことをリスナーの皆さんに考えてもらって、田中さんが超むかつく、むかつく、平気の3段階で評価するというコーナー)の中で、リスナーから投稿された話に対しての、伊集院光さんの返しがすごすぎたので、紹介させていただきたいです。

ちなみに、この日は田中さんがお休みだったので、伊集院さんが超むかつく、むかつく、平気の3段階で評価する形になってます。

上のYouTubeの1:22:55辺りからの話なので、直接聴いていただいても大丈夫なのですが、聴けない方もいるかもしれないので、リスナーの方からの投稿をそのまま文字起こしさせていただきました。

以下、リスナーの方からの投稿内容です。

こんばんは。

去年、僕が片思いしていた女性に、

「〇〇君、見たい映画があるんだけど、一緒に行かない?」

と、LINEで誘われました。

その女性とは何回か二人きりで食事に行ったこともあり、僕は彼女に好意を抱いていました。

今の時代、女性側は男性と二人きりで映画に行くことなんて、デートにカウントしない人も多いとは思いますが、僕はデートとしてカウントしていました。

映画の内容は主人公の女性の片思いが実らない恋愛映画で、自分が好きな男性が自分に興味がないのは知りつつ、男からの電話1本で買い物に行ったり、エッチはするものの彼女ではないといった、いわゆる都合のいい女でした。

隣で見ている女性が途中から泣いているのがわかりましたが、恐らく、過去に辛い恋愛をしてきて、映画の主人公に感情移入していたんだと思います。

すると、僕が座席のひじ掛けに乗せている手の上に、彼女が手を乗せてきて、僕の手を強く握りました。

僕も握り返しました。

心の中で、(これは脈ありだな)と嬉しくなりました。

映画館を出たら、隣の女性と生まれたままの姿で汗まみれになりながら、抱き合う姿が容易に想像できました。

エンドロールになり、彼女が席を立ち、走ってドアの外に出て行きました。

涙で崩れた化粧を直しに行くにしては、急ぎ方が不自然だなと思いました。

エンドロールが終わり、ドアの外に出て、少し待っていたら、化粧をし直した彼女がトイレから出てきました。

僕が、「良い映画だったねー、じゃあご飯食べに行かない?」

と言うと、

「ごめーん、これから彼氏に料理作るから帰るね」

と言われました。

「か、彼氏・・・?」

「あっ、彼氏いるの言ってなかったかも~、彼氏は映画を見るのが嫌いだから、〇〇君を誘ったの」

「そうなんだ・・・でも、映画見ながら泣いてたから、恋愛がうまくいってないんだって、勝手に思っちゃったよ」

「その、逆だよ!映画見て泣いてたのは、映画の主人公の片思いがうまくいってないのと比べたら、私は良い彼氏に恵まれたし、相思相愛だし、映画が終わったら早く彼氏に会いたいって思ったの。そしたら、どんどん涙が出てきてね。あっあと、途中でトイレに行きたくなっちゃったんだけど、良いシーンの連続だったから、〇〇君の手を握って我慢しちゃってごめんね」


・・・・・・・・・


脈ありだと思ってた自分が、ちょーうー恥ずかしいんですけど!!!

おしっこを我慢するために、手を握ってきたのをさも脈ありだと勘違いして、挙句の果てには裸で抱き合う姿まで想像しながら、マヌケすぎるだろーーー!!!

彼氏がいるんだったら、俺の手を握らずに、とっととトイレに行って、後で、「私がトイレに行ってたシーンの内容教えて」って言えばいいだろーーー!!!

俺だってなぁ、女性とキスしたことあるし、片手でブラを取ったこともあるし、女性と裸で抱き合ったこともあるけどなぁ!!!

片思いしてる女性と手を繋ぐという行為がどれだけ興奮するのかわからないのかーーー!!!

伊集院さん、これってむかつきませんか?

というリスナーの方からの投稿に対して、正直私なんかは聴きながら、

「ふざけんじゃねぇよーーー!!!」

とこの女性に対して思ったりもしたんですね。

このリスナーの方が言ってる、

「片思いしてる女性と手を繋ぐという行為がどれだけ興奮するのかわからないのかーーー!!!」

という気持ちはとてもわかるというか。

ただまぁ、短い時間ではあるものの良い思いはさせていただけたし、怒りと同時に落胆の気持ちも出てきたので、怒り50、落胆50くらいかな・・・と聴きながら思っていたんです。

で、「伊集院さん、これってむかつきませんか?」というリスナーからの問いに対して、伊集院さんが何て言うのかなと思って聴いていたら、

「へいきー!へいきー!」

と伊集院さんは明るく返していて。

それに対して、太田さんが、

「えっ、これ平気なんだ?これ多分相当むかつくと思うけど」

と言うと、

伊集院:「これはね、モテない度の差です」

太田:「あぁーもう慣れてるこんなことは」

伊集院:「じゃなくて、モテないから映画行けたってとこだけ編集してとっとけますから」

太田:「そういうこと!?」

伊集院:「僕は全然、映画に行ったっていうことと、この分だと大変なことできるぞってところを、上手に編集して、一本にできます、自分の家帰って」

太田:「マジでーーー!!!モテない奴ってすごいんだね!」

伊集院:「むかつくな!こいつはむかつくな!なんだなんだ!なんだよなんだよ!」

って感じの回答だったのですが、これすごくないですか?

私は度肝を抜かれました。

この出来事をそんな風に自分の中で編集して、自分の中で幸せな出来事として消化できちゃうんだと思って。

上には上がいるというか、まさに年収90万円の性活レベルというか。

伊集院さんは性において、足るを知ってる感じがしました。

こんな風に考えることができたら、自分に起きた性関連の辛い出来事もハッピーな出来事として消化できるのかなと思って。

いや、もうホント衝撃でした。

そして、芸能人で業界内でも評価もされている伊集院光さんでさえ、性に対してまだこのような考え方ができるのだから、まだまだ自分なんかは調子に乗ってるんだなと思いました。

最近、SEXできたから調子に乗ってたとこはあるような気がします。

だからこの先何が起きたとしても、相手の女性とこれまであった良かった部分だけを上手に編集して、1本の幸せな作品に仕上げられるように、今から心の準備はしておこうと思った次第です。

終活みたいなものですね。

あぁー、SEXがしたいですね。

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