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15冊目

“時間が解決してくれる。そんな言葉は聞くけれど、時間は早送りできないし、一秒は長い。今辛いのに、時間は同じ速さでしか流れてくれない。そうじゃない。今、助けてくれ。今、救ってくれ。今、辛いんだよ。今、悲しいんだ。 と、頭を抱えているわたしが、 「100冊の本に救いを求める。」 noteを開設しました。 ”

そんな、こころの叫びからはじまったこのnote!
本日は15冊目。超大作を読み終えました。正確には、2作目までは刊行当時に読んでいたのですが、この夏に読み終えた3作目とさっき読み終えたスピンオフを含めて、全部すごかったので全部残しておきます。

『自由研究には向かない殺人』
『優等生は探偵に向かない』
『卒業生には向かない真実』
の三部作、およびスピンオフ『受験生は謎解きに向かない』
(ホリー・ジャクソン (著), 服部 京子/東京創元社)です!!!



や~~~~~~~~~これは、ほんとに、すごかった。
1巻ごとに別の事件を解決していくのですが、三作目ですべてが収束していく。こんなのぜったいすきじゃん……伏線回収………きもちいい…
と思っていたら、事態はとんでもないことに。冷や汗だらだら。動悸がすごい。三作目を読み終えて、スピンオフまで読み終えた今でも、整理しきれていない…。あああ…。どうか読んでほしい、そして話し合いたい。

100冊の本に救いを求める15冊目POP


個人的な解釈なので聞き流してもらってよいのですが、
わたしは本を、映画を観るように読む人と、辞書を読むように読む人がいるなあと思っています。

(つまりは、ストーリー性がおもしろくて読むのか、
 ことばの美しさなんかを楽しむためによむのか
 の違いというところです。)

もちろん、完全にどちらかだけってこともないと思います。わたしは3:7くらいの割合ですが、このひとのことばがきれいだから、と読み始めた結果、ストーリーに夢中になって細かなところまで目がいかない ってことはほんとうによくあります。(だからこそ二回目を読むのもたのしかったりする)

そんな、ストーリーの力が圧倒的に強いなと思う小説が
『自由研究には向かない殺人』のシリーズです。
特に三作目の半分あたりからは、息をするのもしんどいくらいに、感情を揺さぶられながら読めます。現実のことが頭の隅に追いやられる。今、心が傷ついていて、何も考えたくなくなっている方、ぜひこのシリーズを読んで時間をすすめてください。



ちなみに、わたしが同じくらいの衝撃を感じた小説はこちら。

今思い出しても震えるラストでした。にんげんって…すごい…ひええ…。

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