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その道の権威が書いた入門書を読む

 まだ、あまり知識、経験のない分野で取材を進めようとするときは、最初にどんな準備をすればいいのだろうか。

 その答えは、ずばり、「その道の権威が書いた入門書を読む」。「深く掘るためには広く掘らなければならない」とよく言われるが、その道の権威は隣接分野のこともよくわかっていて、自分の専門分野については何がわかっていて、何がまだ解決されていないかも知っている。表現は易しくても、その深さと広さに触れると、その分野への関心が一気に高まる。

 入門書には「昨日まで初心者だった人」が書く入門書も多い。それはそれで、初心者がどこで壁にぶつかるか、どうしてつまずくかがわかっているので、有用な面もあるが、ワクワク、ドキドキしたいなら、その道の権威の本をまず読みたい。

 ネット社会について何かを書きたいと思えば、まず村井純『インターネット』(岩波新書)を読もう。1995年11月30日発行。

 この本を読んだのは、日経ホーム出版社(当時)の日経トレンディ副編集長だった時期だ。編集部で、毎年、「マルチメディア」の特集記事を書いていた。1995年1月号の巻頭特集では「ついに見えたマルチメディアの正体〜32ビットゲーム機、インターネット、CATV…激変する日米の最新事情を徹底レポート」を米国での取材を中心にまとめた。

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 いまはIT、ICTという言葉が使われるが、当時は「マルチメディア」が流行の言葉だった。当時はマルチメディアといえば、CATV(ケーブルテレビ、有線テレビ)によるビデオ・オン・デマンドが主役級で、その市場に電話会社が参入、主役の座を争っていた。

 携帯情報端末も脚光を浴びており、ソニーが米国で発売した「マジックリンク」を取材した。インターネットは、ブラウザーが「MOSAIC(モザイク)」の時代で、まだ黎明期だった。

 ところが、1996年7月に編集長として創刊した「日経ゼロワン」では、ブラウザーは2強時代に、ということでネットスケープと、マイクロソフトの「インターネットエクスプローラ」を比較したり、仮想空間、動画と音をふんだんに使ったホームページを紹介している。すでにインターネットが主役の座に躍り出ている。

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 日経ゼロワンはパソコンの使い方や製品の動向を伝える「パソコン誌」が多かった中で、デジタルメディア全般を扱う雑誌を目指した。だから、創刊号ではゲームを巻頭特集に置き、DVD、デジタル衛星放送なども大きく取り上げた。デジタルメディアはあらゆる領域をカバーするようになると考え、編集部員はパソコンに詳しい人間ばかりでなく、ファッションやグルメが大好きな女性に入ってもらったりして、デジタルコンテンツをどう楽しむかに重点を置いて編集した。

 この雑誌のコンセプト作りで、実は、村井純さんの「インターネット」に大きく影響を受けたのだ。

 「インターネット」で村井純さんは、こう預言している。「インターネット上でのデジタル・データは、ほぼ1秒で地球を一周することができ、双方向で、文字や音声や動画が大量に高速に交換できる。インターネットによって、人間は新しい感覚を持って地球の上で生きていくようになり、その意味ではインターネットは、地球全体を取り巻く新しい空気のようなものになっていくのかもしれません」。

 インターネットは既存のデータ通信とは大きく異なり、「クオリティは低くてもよい。あるときは、不通になってもかまわないという考え方はインターネットはもっています。設備コストはあまりかける必要がないので、どんどん新しい線を敷設しやすい」。それゆえに、世界中に瞬く間にネットが広がった。

 既存のデータ通信は「知性のない端末とホスト・コンピュータを結ぶためのインフラストラクチャー」であるため、「中間」がしなければならないことが多い。「混雑をしたときに正しいデータを送るための仕組み、データが途中で壊れたときに再送して正しいデータを復活させるための仕組み、入れ違った順番を直す仕組み」を中間がしていたので、コストがかさんだが、ころを「両端のそれぞれのコンピュータにまかせること」によって、新しいネットワークが広がることになったという。

 インターネットを日本で普及させるために、インターネットを日本語で使えるようにしたり、固定料金の基幹ネットを民間で構築する「WIDE」プロジェクトを進めたり、村井さんは多大な貢献をされた。

 当時、インターネットには「ダイヤルアップ」で接続するのが普通だった。常時接続をするのは夜間のテレホーダイ(23時から翌日8時までに限り、定額料金が採用された)タイムだけだった。いまでは、ブロードバンドが普及し、スマホでも定額でインターネットが利用できるようになったが、このころからあらゆる情報がネットで入手でき、ネットコミュニケーションが広がる、いまのITの世界を思い描いていた村井さんの先見性に賭けて、この雑誌を作った。

 入門書で強く影響を受けた村井さんに、創刊1周年の記念号でインタビューすることができた。

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 そのさわりを紹介しよう。「インターネット」ではまだGoogleに触れていないが、この時は検索サービスなどにも話題が広がっている。

日経ゼロワン1998年7月号、01クリエーター
村井純(慶応義塾大学教授)
数年前まで大学など、限られた場所でしか利用されなかったインターネットは、いま、誰もが仕事に、娯楽にと実材に使う身近なメディアになった。
インターネットはコミュニケーションメディアとしてどこまで発展していくのだろうか。
日本でインターネットが普及する素地を作ったインターネット社会のクリエーターである慶応義塾大学の村井純氏にインターネットの可能性について聞いた。
ーーまず、インターネットによる情報入手についてお聞きします。ホームページも増え、ネットサーフィンよりも検索エンジンを使って効率的に情報を得る人が多くなったと思うのですが、情報の中身は千差万別です。著書の『インターネット』で書かれていた、「インターネット百科事典」のような使い方は、できるようになるのでしょうか。
村井 情報処理のテクノロジーには、いろいろなものがあって、AI(人工知能)とかスーパーコンピュータなどは非常にたくさんの人が研究している。ただ、実際、それが使われているのは、相変わらずチケットの予約システムだったりする。でも、こうした技術が、インターネットに役立っているんです。
 例えば、検索エンジンって、見かけは一緒でも中身はどんどん発展している。Aさんが、いつも、だいたい、こういう系の情報を探しているよということがわかってくると、ソフトウエアの方も、そういう傾向でマッチするように探そうとするんです。これは情報のクオリティについても言える。こういうキーワードで引く人というのは、一般的に洗練度が低い情報でも引きたいのだろうとか、仕事で使っているらしいから、洗練度が高い情報をあげなきゃいけないとか。これはデータ・マインニングというデータの中に有用な相関関係を見つけるテクノロジーで、AIの世界で考えられた技術です。
 今までは天文学と高エネルギー物理学でしか絶対必要なかったスーパーコンピュータのパワーも、ウェブサーバーに必要になっています。例えば、インターネット麻雀などにしても、一つ一つのロジックを作るのは大変かもしれないけれど天文学的計算が要るわけではない。でも、ちょっとした計算も集まってしまうとやっぱり天文学的計算が要るわけですね。そこで、スーパーコンピュータのアーキテクチャーを作るときに培われていた技術、お蔵に入っていた秘蔵の技術が、引き出されているんです。
 話を戻すと、データ検索って、アシスタントにこの情報を探しておいて、と依頼することなんです。例えばこういう人たちにこういう内容の講演をするからと、アシスタントに情報収集を頼むとする。相手はこういう人たちでこの程度のことは必要だ。クオリティとしては、技術的にちゃんとしたことが知りたい。それから産業的な位置づけもしりたい。
 そうしたことがわかるとアシスタントは本屋へ行ったり人に聞いたりして調べるわけです。これをどう自動化していくかというのが検索の問題だと思います。
 今のウェブのアーキテクチャーでは、自分のIDをブラウザーに持たせていますから、個人用のデータベースは意外に簡単にできてしまう。アトランタオリンピックの時も、ウェブにアクセスすると、その人のデータベースができてしまうようになっていた。自転車競技ばかり見ていると、この人は自転車協議が好きだなと覚えていきます。次にホームページにアクセスすると、最初に自転車が出てくる。つまり、その人の趣味だとか、好みに合わせて情報を向こうが自動的に提供してくれるんですね。だからちょっと怖い気もします。アトランタの時もプライバシーの侵害にならないかと議論はありましたが、主宰者側としては、オリンピックのサイトはすごく広いので、ニーズによって、それぞれのガイドを作っていこうとしたんですね。
 それは検索でも同じでしょう。一つのキーワードで検索したものが3万もあったとしたら大変ですよね。
――入手した情報が果たして、情報として正しいのか、役に立つのかといった判断はどうすればいいのでしょう。
村井 例えばNIFTYからシェアウエアをダウンロードする時などに、ダウンロード数を参照するでしょう。「こんなに人気があるなら使ってみよう」と思うじゃないですか。あれは一つの指標になる。みんながこれだけ好きなら、きっとおもしろいに違いない、というわけですね。
 インターネットの武器は数だから、多数の人がこの情報を見にいっているんだということがわかると、そこには何があるんだろうという予想はできるわけですね。
 コンピュータの情報処理で重要なのは、コンピュータがわかるのは「意味」じゃないということ。データの中の善し悪しというのは判断できない。けれども文字数だとか、単語の頻度だとか、そういう計算は得意です。コンピュータが意味の領域に真っ向から入り込んだら、計算量が多すぎて動かないので、数字から、意味を求めることが必要なんです。
 それよりも、今、非常に大きな問題なっているのは、インターネットで時間軸をどうとらえるかということ。例えば論文の参考文献としてホームページのURLを書くでしょう。ホームページには「○○は1である」と書いてある。だから1と書いたのに、ホームページを作った人が、やっぱりこれは0だった、「○○は0である」と書き換えてしまうと、困る。これを読んだ人は「○○は1」だって、誰が言ったのって、怒るわけです。これは98年の6月1日時点のホームページと、本当は言わなければいけない。
 「私のボーイフレンド」というホームページがあって、その時付き合っていた人と別れて別の人とつきあい始めると、その写真を載せる。同じ「私のボーイフレンド」というホームページだけれども。次に見た時は相手が違う。
――別の人も残しおいてほしい(笑)。
村井 我々が本当の調査をできるように、検索エンジンは時間軸で検索できるようにしてほしい。3年前の1月1日のレベルで検索してくれということができたら、すごい。「インターネットの10年」という記事を書こうとしたら、どんなに役立つだろう。でも、これはやがてできるようになる気がします。
――インターネットはコミュニケーションの手段としてはどう進化していくのでしょうか。
村井 コミュニケーションといえば、やはり電話ですよね。電話はほとんど普及していますし、最近は携帯電話も増えています。でも、電話のトラフィック(流れる情報量9は、今のクオリティならば、上限を計算できるんです。人類が58億人いて、朝から晩まで24時間しゃべる、これ以上はあり得ない。しかも、電話は例外はあるけれども2人で話すものだから、58億人を2で割って、24時間しゃべり続けたとして、これ以上のトラフィックには絶対にならないということになります。
 一方、インターネットのトラフィックというのは、いくらでも増加する可能性があり、とうてい予測がつかない。そういう理由で、この二つのインフラストラクチャーの作り方は根本的な違いがあります。
 インターネットは基本的にコンディションコントロールを全部両端でやっているから動くんですね。混雑したら身を引いてみんなお行儀よくしているから混まない。混んだらゆっくり行こう、ということをみんなやっているから動いている。
 でも、人間は200、300ミリセカンドを超えた遅れがあったら対話は成立しないというくらい、音に対して厳しい感覚を持っています。快適レベルというのは国際電話でぎりぎり、衛星を介して回ってくると、もう耐えられないという感じです。それと、音声というのはデータが落ちるとブツブツになり聞こえなくなって、意味がわからなくなる。テレビの映像などは、何フレームか落ちても、何とか動画に見えるのでさほど気にならない。
 そういう性格を持っているので、音声をインターネットで提供するというのは、すごく厳しいんですよ。光は地球を1周するのに130ミリセカンドかかりますが、今、地球上のコニュニケーションを支えているインターネットが、200、300ミリセカンドというスピードを保証するというのは光とほぼ同じ速度でやって、ほとんど余裕がないということなんです。それで、ATM(非同期転送モード)やISDNなどの通信手段が出てきていますが、そろそろ、電話は電話、インターネットはインターネットというふうに分けることも、考えていいと思うんです。
 例えばアメリカと日本の間は150ミリセカンドで保証しましょうと決める。ただし、通話料は高い。少々遅延はあっても安い方がいいという人はインターネットを使う。
 今や電話はほとんどどんなところにも通じていますが、インターネットの利用はどのくらい伸びるかわからないので、電話にもコンピュータ通信にも対応できるよう、高いATM
交換機をどんどん入れていかなければならなくなっています。インターネットだけの網だともっと安くできるから、そうした技術開発をしていく必要があるかもしれない。我々だってファーストクラスやビジネスクラスで飛行機に乗ろうと思ったら、倍近い料金を腹いますよね。電話はファーストクラスのようなものになっていくのではないでしょうか。
(後略)

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  村井さんには2020年10月31日付の日経夕刊「親子スクールニュースイチから」でもコメントをいただいた。ニュースイチからは、中学生向けにニュースをわかりやすく解説するコーナー。新聞記事を寄せ集めれば書けると思われる人がいるかもしれないが、ここでも「入門記事もその道の権威に」ということで平井卓也デジタル改革相(当時)と村井さんにインタビューした。

デジタル庁って何するところ?――政府デジタル化の司令塔、各省庁の情報連携を推進(親子スクールニュースイチから)
2020/10/31 日本経済新聞 夕刊 5ページ 2515文字

 政府が2021年中に「デジタル庁」を新設するというわ。新型コロナウイルス禍で顕著になったデジタル化の遅れを挽回する狙いね。
 個人は日常的にIT(情報技術)を使いこなしているので、行政のデジタル化の遅れがよけい目立つよね。どんな改革をするのかな。
(中略)
 からすけ 政府のデジタル化は、世界的に見ると、ずいぶん遅れてしまったといわれているけれど、挽回できるのかな。
 イチ子 デジタル政策担当の内閣官房参与になった村井純慶応大学教授は「デジタル庁新設は、歴史的な節目」と話している。まさに正念場ね。

 インターネットの歴史を作ってきた村井さんが、「歴史の節目」という発言をするのは重みがある。しかし、これだけの記述では物足りないないかもしれない。改めてインタビューの発言を文章に起こしてみよう。

ーーデジタル庁が新設されます。

村井 歴史の節目ですね。2000年にIT基本法が成立してから20年、ちょうど同法を変えようと議論していた時でした。

 東工大が「未来シナリオ」を作っていて、それを見ると2040年になんでも自宅でできるようになると書いてある。でも、それ、もうできるようになっちゃった、強制的にだけれど。

ーーコロナ禍でIT化が進んだとよく言われますが、コロナ禍に関係なく、5GやIoTはちょうど広がりつつある時期に来ていましたよね。

村井 そうですね。5Gまで行かなくてもLTEのレベルでかなり使いでのあるインフラが整備されたと思います。インフラが整備されるとその上でできることが増えます。Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス、MaaS〈マース〉)の取り組みが始まったりゲームがeスポーツになったりしているのは基盤が整備されてきたからだと思います。

 ビデオ会議なども広がっていますが、かなりクオリティーの高い映像を家から発信できるようになった。誰にとってもそれが常識になってしまったのはすごいことですね。

ーー生活者のレベルではスマホも使っているし、動画もネットでみているし、ネット通販も普通にしている。特に遅れは感じないので、平井大臣が「デジタル敗戦」などと言われると、少し違和感がある。

村井 インターネットが多言語で使えるようになったのは日本の努力が大きかった。これだけ世界にインターネットを広げることに日本は貢献してきたので、街を歩く人がテレビ局のインタビューを受けて「なんで日本はこんなに遅れてしまったんでしょうね」というのを聞くと、そこまでひどくはないのではないかと思ったりもします。でも良く聞いてみると、定額給付金の処理がうまくいかないとか、新型コロナウイルスの感染情報をファクスでやり取りするとかという話であり、行政部門の遅れの話がほとんどなんですね。

 特に生活と密接に結びついている学校教育、医療、そして災害などに関して、ITの活用は遅れていると思います。GAFAはマーケティングにITを最大限使っているのだけれど、人のためにITをどう使うかという部分がまだ足りない。

 我々の生活空間にはいろいろな課題がありますが、それをIT化で解決しようと、縦割りの政策を打ち出すとうまくいかない。例えば、学校のIT化を考えるときに教育のIT化だけを考えれば教室のオンライン化だけで十分ですが、災害時は避難場所として体育館が使われるので、実は体育館のオンライン化も必要。そういうことは現場から声をあげる必要がある。公共空間の安全性は、学校も公園も農地も、例外なく一緒に考えていかなければならない。そのためにはデータも共用しなければならない。

 だから基礎自治体がデジタル化に取り組めばいいのだけれど、国がトップダウンで、縦割りでデジタル化を進めようとするからうまくいかないんですね。基礎自治体の様々な課の人が一緒にデジタル化に取り組まないとうまくいかないんです。連携が必要なのに今は各部署がばらばらにデジタル化に取り組んでいるんです。デジタル化すれば相互にデータをやり取りしながら協力して対応するので問題解決能力も高まるんです。

ーーなかなか行政機関は連携が進まないですね。

村井 こう考えたらどうでしょう。子供たちには健全に成長してほしい。人はみな、健康に暮らしたい。災害が起きないように安全対策はしっかり行なってほしい。だれも反対しないことばかりですよね。この3つをターゲットにしたら、デジタル化が必須ということになるんです。国もここをターゲットに投資すれば、うまく回るのではないでしょうか。

 教育、医療、災害対策はどれも人の幸せに結びついているので、そこからデジタル化を考えていく。自動運転も新聞読みながら移動できる、なんてどうでもよくて、交通事故を減らす、人の安全を守るという目的を前面に出すことが大事です。

 理念を提示するのは国の役割です。デジタル庁はどんなデジタル化を目指すのかしっかり示すべきだと思う。反対される可能性はあるが、他省庁より少し強い権限も持って改革を進める必要がある。20年間なぜできなかったのかという認識を持って進めてほしい。

ーーデジタル庁はDXを推進すると言われても、メールやSNSが登場した時に比べて、あまり盛り上がらない。

村井 デジタルインフラというのは、何かに取り組むときのコストが非常に低くなるとか、アイデアをすぐに実現できるようになるとか、だれでもアクセスできるような環境を作るーーなどが求められます。その上で、どんな魅力が加わるかは人間の創造性の問題で、官庁が決めることではない。政策で決めてはいけない。「アイデアを思いついた人」「課題を解決したい人」が簡単に実現できました、みたいな環境を作ることが大事なんです。

 いま、家庭で料理を作る人の多くは、「クックパッド」を見る。これによって家庭での食の環境が変わったと思う。そういうものが生まれる環境を作るのが国の仕事だと思います。

ーー国民全体が活用できる便利なインフラが作られていく、と思えばいいわけですか。

村井 僕はそう思います。



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