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沖縄県民が沖縄移住を絶対に勧めない7つの理由

沖縄に生まれ育って43年目のわたくし、沖縄に移住したいという相談をこれまで何度も何度も受けてきました。
実際移住してきてそのまま住み続けている人もいますが、諦めて地元に帰った人も何人も見てきています。

広い日本の中で唯一亜熱帯気候、独自の文化を築いてきた沖縄県。
言葉も食べ物も県民性も(多分人種も)他の県とはかけ離れていて、合う人と合わない人がとてもはっきりとしている地域だと思っています。

なので暖かい気候と青い海に惹かれて移住したい、という簡単な気持ちでは3年と持たず帰郷することになること間違いなし。

そんな沖縄県の恐ろしい側面を県民の私が知っているまま記しますので、将来何となく沖縄に住んでみたいな…と考えている方は、沖縄の本当の恐怖に触れる前にぜひ一度目を通してみてください。多分沖縄は観光だけでいいや…と考え直すことになると思います。


①実は晴れの日が少ない沖縄県

SNSやテレビで見る沖縄はいつも青い空に眩しい太陽のイメージ。ですが実は沖縄は全国一快晴日数が少ない県でもあります。
特に12月から2月にかけては最悪。ずっと曇りもしくは雨、更に風が強い日が続き、慣れている沖縄県民でもうんざりするようなお天気の連続です。
暖かい沖縄で快適な冬が過ごせると思っていたのに、こんなに雨風強くて太陽が見れないなんて聞いてない!!(ホントそれ)

そして5月になると今度は2ヶ月近く続く長い長い梅雨の毎日。最近は県外でも同じような傾向があるようですが、沖縄の梅雨はバケツをひっくり返したような大雨、スコールが幾日も続き今すぐ引っ越したくなるような最悪の季節なんです。
沖縄は基本的に天気が悪い、そこをまず念頭に置いておく必要があります。



②全てがカビるやばい湿度


お天気の話が続きますが、こちらは更に深刻かもしれません。
沖縄は一年を通してものすごい信じられないような湿度を記録します。
個人的な体感ですが、夏場は80%、冬でも60%以上、梅雨時期に至っては90%というまるで水中にいるかのような高湿度になります。
そんな湿度の中ですから食べ物はもちろんすぐに傷み、服は湿っぽくなり、クローゼットにしまった大事なバッグや靴は見る影もないほどカビに覆われます。わたくし、ルイヴィトンのバッグを2回カビだらけにしました。泣きました。
このため沖縄県民の各家庭には除湿機が完備されているのが標準仕様、我が家はエアコンを4月から10月まで常にフル稼働させています。出かけるときのクローゼットに靴箱の開放はマストです。
それほど強烈な湿度です、どうぞカビと衝撃の電気代をご覚悟ください。


③県民区別意識


これは歴史から言っても仕方ない側面もあるのですが、沖縄県民は沖縄出身者とそうでない人を瞬時に【区別】するくせがあります。
あからさまな【差別】は最近はそうそうないと思いますが、沖縄県民とそうでない人を分けてしまうどうしようもないクセはなかなか抜けていません。

県外の人から見るとそこまで感じないかもしれませんが、まず県民と県外の人は顔立ち、肌の色、体つきが明らかに違います。また着ている服も垢抜けていてひと目で県外からきたんだな、とわかります。
更に話し方や訛りの違いに、これはどうしようもないのですが苗字がもう異国レベルで違いますので、顔を見て話して名前を聞くと9割「あ、県外の人なんだな」ということがわかるんです。

そして沖縄県民は悪気なく県外の人を【ナイチャー(内地の人)】と呼びます。
これって悪気はないとしても、言われた方はあまり気分がよくないですよね。
現代はナイチャーだからどうこうする、ということはないのですが沖縄の人とナイチャーを分けてしまう場面に何度も出会うとどんなに鈍感な人でもだんだん嫌になってくると思うのです。

島に移住して30年経つ叔母も未だに「あんたナイチャーね?」と聞かれ、死ぬまで沖縄県民の仲間入りはできないんだなと感じているそうです。
県民が【ナイチャー】と区別することに意味や過去の歴史や理由がないわけではないのですが…そう呼ばれてしまうことがあるだろうということは頭の片隅においていた方がよさそうです。




④教育レベルが低い


これはどの田舎でも同じようなことが言えると思いますが、沖縄県は飛び抜けて勉強をしない地域だと感じます。
私立幼稚園や私立小中高が極端に少ないことも関係しているのかもしれないですし、もともとのんびりした気質が関係しているのかもしれません。
もちろんそんなことなく頑張っている人もいますので、あくまで他県と比較した傾向ですが、子どもに習い事を頑張ってさせたいというようなご家庭は沖縄では大変な思いをすることになるかと…。



⑤沖縄の水は硬水


沖縄は珊瑚でできた島なので、湧き水を利用している地域など以外では基本的に水道水は硬水です。
こちら口当たりがあまりよくないということだけでなく、洗った食器やグラスに白くカルシウムがついてしまい何だか洗えている感じがしません。同じように加湿器やポットの中も常に白くなっています。
また髪や肌にもあまりよくなく、私個人の経験では県外に1週間ほど滞在しただけで同じシャンプーを使っても肌がしっとり髪も絡まりにくくなりました。ですが沖縄でシャワーを浴びるとすぐに元通りに…。

また因果関係がはっきりしてるわけではありませんが、水道水を常飲していた私の祖父も祖母も尿路結石になっています。
沖縄の水道水は基本的に飲むことをお勧めしませんし、シャワーヘッドも専用のものを使うことをお勧めします。(お金がかかる…)





⑤娯楽がない


小さな島なので、人によっては休日にやることが全くない、退屈だと思ってしまうかもしれません。
実際本格的な遊園地も百貨店もありませんし、観劇やコンサートなどの催し物も沖縄県までやってくることはあまりありません。

キレイな海でマリンスポーツを楽しんだり、自然と接したり地域のイベントなどに積極的に参加しないとあっという間にやることがなくなってしまうかもしれません。

個人的には何もすることがないことが贅沢だと思っているのですが、刺激を求めてしまう人にはこの島で満足するのは難しそうです。




⑥おおらかでイライラする県民性


これは私自身がそうなのですが、沖縄県民は他県に比べて本当にのんびりしています。
他人に対しても自分に対しても緩い甘い土壌がもともと出来上がっているので、これを優しさと受け取るか、ルーズと受け取るかで沖縄での生活は大きく変わってくると思います。

ただ個人的にはこの緩さが、他人や子どもに寛容で子育てのしやすい島の最強の理由だと思っています。
ですが自分自身を厳しく律する方はつらい思いをすることになりそうです。




⑦高い生鮮食品、大味な食生活


沖縄は自給率の低い島であり、他県からの輸送に頼っている食品が多数あるので、どうしても生鮮食品の値段が高くなります。

また高温高湿度の気候のため、食品の腐敗を防ぐために砂糖などの調味料をたっぷり使いますし、しっかり火を通す揚げ物の需要が高いです。
市販されているお弁当がぎっしり揚げ物が詰まっているのもそのためです。

繊細な日本食の文化とは明らかに違う大味な沖縄の食事は慣れない方には辛いですし、スーパーでの会計額に驚くことも多いかも知れません…。




ざっと思いつくままに沖縄のこれはちょっと…と思われる点を7つあげてみましたが、これはあくまでも一県民のわたしが感じたことなので、それは違うという反論ももちろんあるでしょうし、ここはもっとやばいだろうというご指摘もあると思います。(多分もっともっとあります…本当にやばい…)

ですがわたしは沖縄に生まれ育ってよかったと思っていますし、将来もずっと沖縄に住み続けるつもりです。何よりこれらの欠点を補ってあまりあるほど沖縄には美しい自然と温厚で優しい人たち、素晴らしい文化がたくさんあるのです。

ただ沖縄がまるで天国かと思うように良い面だけを切り取ってしまい、観光ではなく住処としてこの島を選ぶにはあまりにも他県と異なる側面が多過ぎるため、ぜひ知っていただきたいと思い記させていただきました。
将来沖縄移住を考えている方の参考に少しでもなれば幸いです。


質問がありましたらX(旧Twitter)までお気軽にどうぞ。

怪しい日本語をここまで読んでくださりありがとうございました、感謝。







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