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リハビリ生活【悲しみ、苦しみはプレゼント?】

昔、NHK「スタジオパークからこんにちは」にアグネス・チャンが出ていた。

私と同世代のアイドルで「ひなげしの花」や「草原の輝き」にワクワクしたものです。「

ブータンに行ってきたことを話しており、素敵な言葉に出会った。

「幸せになるためには我を知って必要以上のものを求めない」

アグネスさんは、2007年に初期の乳がんで手術を受けたそうです。

次のような話をしていました。

「今となって本当に患者同士のお友達がたくさんできてがんになって良かったなあと思ってます。」

「病気になって毎日がありがたいと思える」

「いつ亡くなるかわかんない、そうすると毎日がとっても大事と思えるようになった。ひとつひとつの出会いも大事にできるようになったきがします。」

『毎日が誕生日!』

むしろ、毎日が輝くようになった

私も同じようなことを退院後に先輩に話しました。

「福ちゃん、神様がもういっかい元の体に戻しちゃおうと言ったら戻してもらう?」と問われた。

「心は経験した今の心でかえ?」

「そりゃあ、心も体も一緒よ」と言った。

その時に私は「ほいたら今のままでかまん」と答えた。

発症する前の心の状態と発症後の心の持ち方が明らかに違っていました。

先日、テレビで僧侶の方が話してました。

新入社員研修で20名の青年が座禅を行なった。

仏法を語る中で「たった一度の命の今をどう生きるか?」を初めての青年にわかりやすく話をしたつもりだった。

夕方に研修の感想を述べてもらった。

20人中19人までが「足が痛かったことの他は何にも聞こえなかった。」と言ったそうです。

傍の僧と「みんな幸せすぎてアンテナが立っていないんですね」と話したそうです。

すると、たった一人重病を患ったという青年が、「自分の病の痛み、苦しみを通して今日のお話は心に沁みました。」と言ったそうです。

聞く耳(アンテナ)を立てる役をしてくれるのは、悲しみ、苦しみなんだと学んだ。

悲しみ、苦しみに導かれて「教え」と出会えるんだと言ってました。

『悲しみ、苦しみはアンテナを立てよという仏様からのプレゼント。』

これだ!と思いました。

この話を今は納得して聞けますが、入院中に「もうこれ以上は治らないよ」と医師に宣告された頃に聞いていたら・・・・・

想像ができません。

出会う言葉がどんなに素晴らしい言葉であっても、自分のアンテナと合致しなければ決して心に響かないというか、心を傷つけることもあると思います。

いいタイミングに出会っている言葉に感謝!

最後まで読んでいただき感謝です!

今日も元気と笑顔で頑張りマス(^-^)/


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