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幸せのヒント:私が最も欲しい能力?

昔NHKで体操の内村航平選手が特集された。

内村さんは、ご存じの五輪体操4大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ、2020年東京)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得の選手です。

両親が自宅で開く体操教室で3歳から体操を始めたそうです。

やっぱり血統+天才なんだな・・・と思っていました。

しかし、鉄棒の基本技である「けあがり」が、同い年の子供が次々と出来る中で小柄な内村選手はいっこうに出来なかったそうです。

1年以上練習を重ねたある日、その日は突然訪れた。

「何回やっても全然出来なくて、すごい練習はしてたけど、全く出来なくて、ある日、突然すっと上がるようになって、1回目の時は出来た瞬間みんなに「できたよ!」って言って回りました。」

「最初はどんなことでも出来ないじゃないですか、出来なかったことが徐々に出来ていくことに、僕はすごく面白みを感じて」

この時味わった達成感が体操にのめり込む原動力になったそうです。

『出来なかった技を出来るようになりたい!』その思いが支えてきたそうだ。

だから練習量も誰にも負けないそうである。

高校1年生の時、大会であん馬は10点満点でなんと2点だったそうです。

筋力トレーニングや基本動作の反復練習と地味できつい練習が1年以上続いたそうです。

高校2年で初優勝しやっと花開いたそうです。

それと14歳の頃、当時世界のトップ選手がやっていた「コバチ」というシドニー五輪で成功したビデオを擦り切れるほど見たそうです。

ある時、頭の中に「コバチ」を跳んでいる景色が浮かんだ。試してみると成功したそうです。

脳を調べるとみると、他の人にはない「1人称イメージ」を持てるそうです。

「1人称イメージ」とは、その運動をしている選手になりきって、見えている景色や手足の感覚などを想像する方法だそうです。

この時「高次運動野」は実際に運動する時と同じように活動し、体を動かさなくても高いトレーニング効果があるそうです。

「繰り返す」練習ですね。

内村選手は『どうすれば出来ない技が出来るようになるのか?』その答えを探し続けた結果、思い通りに体を操る脳を手に入れた。

内村選手は与えられた能力で闘っているのではなく、出来るまで繰り返すことを楽しめる能力を、子供の頃の「けあがり」でつかんだのだと思います。

『出来るまで繰り返すことを楽しむ』

これは片麻痺の私が最も欲しい能力です!

「雨だれは天才である。」
       by中村清(陸上コーチ)

素敵な言葉です!

最後まで読んでいただき感謝です!

今日も元気と笑顔で頑張りマス(^-^)/


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