ねぇ、知ってた？

私ね…珈琲はあまり好きじゃなかったの。

でもね、あなたが淹れてくれた珈琲

今まで飲んだものと違っていた。

初めて美味しいと思えたの。

あなたが私を考えて　淹れてくれたからかな。

ごめんね

あなたの傍でしわしわのおばあちゃんになってもずっと一緒に過ごすって決めていたのに。

私の姿はあなたにはもう見えない。

あなたを抱きしめられない。

あなたの一番の願いを叶えられない。

でもね、あなたが今聴かせてくれる音楽も、言葉、ぜんぶ、ぜんぶ、届いているよ。

もうっ…そんな顔しないで。

笑っていて

私、あなたが少し照れくさそうに笑う顔、好きなの知ってるでしょ？

私はいつだって　ここにいるから。

だからね、また逢いに来て。

あ、風…気持ちいいね。

あなたと出会った大好きな季節がまたやってくる。

大丈夫、私もちゃんと今笑えてるよ。

だって　あなたと逢えて　幸せだから。

ありがとう

大切な貴方へ

・・・

こちらの企画に参加させて頂きました。

七田さんの「拝啓」を読ませて頂き

それに合わせたジユンペイさんの音楽。

涙が出てしばらく止まりませんでした。

文字と音楽。こんなにも素敵なコラボは初めてみました。

ありありと場面が見えて、今にも動きそうな躍動感。彼の思い。

自分なりに考えて、書いてみました。

とにかく想いが溢れてくる。

というのはこんな感じなのかなと。

素敵な企画をありがとうございました。

完成を楽しみにしてます。