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オンラインでの学び直し

 最近、社会人の学習アプリなどのオンラインスクールなどのCMや広告を多く見かけるようになったような気がしています。コロナ禍になって自宅でできるものがトレンドという事もありそうな気がしますが、それだけでも無いような気がしたのでちょっと調べてみました。

思った以上にあった

 オンライン学習といえば、英語とかの語学系とか簿記や宅建などの資格系が多かったような気がします。

 私も、スタディサプリはコロナが始まったあたりから始めていて、いつの間にか2年位になりました。

 ちょっと調べてみるだけでも、多種多様なオンライン学習アプリがあります。隙間時間に気軽にできて、アプリなので記録などが楽、また月額利用料が数千円位(アプリによっては無料も)という感じです。ちょっと昔のような、どこかの教室に行くとか、通信教育とかに比べると、圧倒的に始めやすくなったような気がします。

 ただ、冒頭に書いた社会人向けの学習アプリやオンラインスクールは、料金がある程度するにも関わらず利用者を伸ばしているようです。有名なところだと、「Udemy」「グロービス学び放題」「SHE」などでしょうか。

 コースによっては数万円というものもあるので、単なる趣味というよりは、それだけのコストをかけてもペイできるキャリアの育成という側面があるような気がします。

教えてもらえないのかも

 これら学習アプリが伸びている理由はいくつかあるとは思いますが、”教えてもらえない”、もしくは”教えてくれる人がいない”というのも理由としてあるのではないかと思いました。

 以前、”先輩”についてのnoteをあげましたが、ちょっとそれにも繋げてみた私なりの仮説です。

 自分の経験上でいうと、”ちゃんと”教えてもらえてたのって、20代位までだったような気がします。

 例えば、ECやオンラインに関する事って自分が働き始めたころには無かったものなので、これらに関して誰かに教えてもらったという事はほとんどないです。社内にECの部署があったりしましたが、同じ部署ではなかったりすると、中々”ちゃんと”教えてもらうという時間は無かったように思います。
*相手にも時間があるので、頑張ってお願いして、ちょっと時間をもらわないといけないという感じでした。

 勿論、20代で全ての事が分かっている訳ではないですし、常に新しいトレンドや知らなかった業務などが出てくるたびに、それを”勉強”していかないといけないのですが、あまり聞く人がいないという状況の人も多いのではないかと思います。

 自分の経験で言うと、幸いにもそれぞれの会社において”先輩”がいて、教えてもらうこともありましたが、どちらかというと外部の人に教えてもらうということの方が多かったような気がします。アパレルのモノづくりなどに関しては、取引先の商社やメーカーの人に教えてもらいましたし、ECやデジタルマーケなどは、代理店の人に教えてもらいました。

 社内に”その道のプロ”みたいな人がいれば幸運ですが、会社の戦略や業務内容も速いスピードで変わっていくような現代では、社内には学ぶ人がいないということも多くなってきているような気もします。

 そう考えると、社外に学びを求めるということは、当然の流れなのかとも思いました。

どう仕事に繋げるか

 それぞれのオンライン学習サイトやアプリのサービスを見てみると、マーケティングや財務分析、WEBデザインやサイバーセキュリティなど、本当に多くの項目があります。

 また昔話みたいな感じになってしまいますが、”どこかの会社に入ってそこで何年かかけてノウハウを学ぶ”というのが昔の”学び”だったとしたら、今はそんな修行みたいなことが必須では無くなってきているのかもですね。

 オンライン学習を通じて、現在の仕事で必要なことを補うということもあるでしょうし、何か新しいスキルを身に着けて、違うキャリアに進むということも十分に可能になってきたということなんでしょうかね。

 現実的には、転職やキャリアチェンジにおいて、”学び”よりも”実際に何をやったか”という実務経験を求められることが多いと思います。とは言え、実務の延長線だけでは、やれる事は狭まってしまいます。

 ”学び”をどうキャリアに繋げていくかという点では難しい部分もあるかとは思いますが、新しいキャリアを作っていくための”学び”は、自分の可能性を広げていく意味でも、大事なのではないかと思います。