あれから…

あれから、あの震災から10年…
「もう」と思う人「まだ」と思う人
人の数だけそれぞれに思う事はあるだろう。

あの日から何度もテレビで放送された
「津波」「火災」「瓦礫」の映像、
あの日たくさんの人の当たり前が
消えてなくなった…それも一瞬で。

それをみて私は苦しかった。
遠い場所でただ祈ることしか、
信じることしか、できなかったのが…
(その状況は今でも変わらない)

この10年で私はなにか変わっだろうか?
日々目の前で起こることに
精一杯で、何も変わらない。
変化に怯えて何もできずに立ち止まっている。

「きっと今死んだら後悔だらけで成仏はできない」
常々そう思っているのに…未だに私は動けずにいる。

誰かを救いたいとか誰かを助けたいとか
そんな大それたことは思わない。

それでも
みんなが前を向いて歩いてゆける希望がある世界
隣人の悲しみに寄り添える世界であって欲しいと
心から願う。

こんな時代だからこそ、こんな時期だからこそ、
それぞれが優しい世界であって欲しいと思う。
そして私もそうありたいと思う…。



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