【R-18】掌編小説 女をOブロックに連れてった件

女にいいことしてもらったんだ。

彼女はカンカキーから来たストリッパーで、Oブロックに連れてった。

今からその話を教えてやるよ。


すごくいい女だった。

スタイルがよくて、いいケツしてた。

女は、買い物客に声をかけてた。

「ねぇ、あれ持ってない?吸いたい気分なんだ」

「持ってねえし、持ってるヤツも知らねえ。残念だけど」

「あたし、カンカキーで踊ってるの。ね、咥えてあげるから」

「悪いな、本当に心当たりがないんだ」

これって、おれの出番ってことかよ。

男が店を出るのを待って、女に声をかけた。

人畜無害っぽい男だったけど、用心に越したことはない。

どこで誰が繋がってるかわかんねえからな。

「よぉ姉さん、あれなら手に入るぜ」

「オッケー」

女が俺の股間に視線を注ぐ。

「駐車場でいい?」

「わかった。葉巻買うからちょっと待ってな」

俺はブラントを巻くための葉巻を買った。

駐車場に停めてあった車の中で、女は俺のスウェットを下ろす。

食らいつくように咥えられ、女の頭を押さえて、喉奥まで突っ込む。

喉奥で締められて、舌が絡みついてくる。

睾丸を手で弄びながら、ゆっくりと出し入れされ、舌先で裏筋をくすぐられる。

激しく出し入れされ、ぽってりとした唇で扱かれ、ペニスがはち切れそうに硬くなり、腰から背筋に射精感が込み上げてくる。

「ああ、もうイきそうだ…」

女がさらに速度を速める。

強烈な快感が尿道を抜け、同時に脳天まで突き抜け、女の口内で爆ぜた。

それから俺はプッシャーに電話し、ブツをピックした。

「家にバッグを置いて来ちゃったの。だから私のところに寄ってくれない」

俺はUターンして、女の家に行った。女は公園のそばに住んでいた。

辺りが暗くなってきた。

俺は買ったばかりのルーラークリップ付きの拳銃を膝の上に置く。

俺に喧嘩を売るヤツは危ない目に遭うんだぜ。

「いいか、2分で戻ってこいよ」

「オッケー」

女は車を降りて、歩いて行った。本当にデカくていいケツしてる。

女はなかなか戻ってこなかった。そんなにいつまでも待っている義理はない。

女を置いて帰ろうとした。
俺のところに来たければ、車でも拾って来ればいい。

ふとダッシュボードを見ると、女のものらしい
携帯が置かれている。畜生、携帯をおいて行きやがった。なんて間抜けな女なんだ。

俺は女の携帯を手に取った。

9回の不在着信、3回は母親から、他の6回はダックというヤツからだった。

トラックが近づいてきた。

図体のでかい男が降りてきて、俺の車を覗きやがる。

俺は身構えた。

ちくしょう、やつは防弾してねえ。

丸腰の奴とはやり合いたくねえな。

そこまで外道じゃねえんだよ。

女が家から出てきた。

女はフリーズしたように動きを止め、後ずさりを始めた。

肉を打つ乾いた音。

あの図体のでかい男が女の髪を掴み、頬にビンタを食らわせている。

助けてやりたいのはやまやまだが、あいつは俺の女じゃねーし。

悪いが守ってはやれない。

俺はまだあの女の携帯を持ってるわけだが、時間がかかりすぎてる。

女は解放され、様子をうかがいながら俺の車に走ってきた。

俺は車をロックして、細めに開けた窓から携帯を女に渡す。

「俺は行くから、自分で始末しな」

って言った。

その時だ。

あの図体のでかい男が女を罵り始め、俺の車にレンガを投げつけて来やがった。

畜生。俺は車を降り銃を構える。

俺は外しはしない。2発撃って命中。

でもちょっと待て、速攻で考えろ俺。

ニュースになったらただごとじゃねえ。

「乗れよ」

とにかくここを動くんだ。俺はルールを破った。女が目撃者だ。

女は泣かなかった。泣くどころか笑ってた。

で、可愛いやつだと思っちまった。

俺は車を発進させた。尾けられてないかミラーをチェックしながら走り、家に辿り着いた。

「降りろよ」

「ねえ、私、お腹すいちゃった」

なんて女だ。

「そりゃ腹ぐらい減るよな。つーかおまえ、どーなってるかわかってんのかよ?
俺はお前の男を撃って置き去りにしたんだぜ」

「あんなクソ野郎、どーにでもなれよ」

女は楽しそうに高笑いした。
                 
                              (了)

※曲の内容を元にした創作です。(後半はほとんど訳しただけだけどね)

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