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グラフィックレコーディングをリサーチに

こんにちは、10INC.のPRチームです。
さて、本日のtoiro通信は、「グラフィックレコーディング」のリサーチへの活用について10INC.の考え方をお伝えしていきたいと思います。


■グラフィックレコーディングとは

会議などの話し合いの内容をリアルタイムに可視化して議論を活性化させる手法です。グラフィックレコードを書く人=グラフィックレコーダーは、議論の中から重要な情報やアイディアを聞き取り単純な箇条書きなどの形ではなく、絵や図形を使って、情報をビジュアライズ(視覚化)していきます。参加者はそのグラレコを見ることで、いま議論されている内容を整理したり、さまざまなアイディアを関係づけて考えたりしやすくなります。
グラフィックレコーダ―は単なる記録係ではなく、ファシリテーターとしての役割も担っており、即時に議論をまとめて視覚化するにはある程度のスキルと経験が必要になります。

■グラフィックレコーディングのメリット

グラフィックレコーディングのメリットは大きく3つあります。

①議論が活性化しやすくなる。

アイディアや議論がリアルタイムで視覚化することによって、
情報を整理しやすくなり、議論が活性化されアイディアが出やすくなります。文章でまとめる議事録とは違い、絵や図や色を使っているため、「想像力や創造力」を司る右脳に刺激を与えることができるため、アイディアが出やすくなるのかもしれません。

②全体像を把握できる

グラフィックレコーディングは情報を構造化して1枚にまとめます。グラフィックレコーダーは大きな話の流れに注目し、話題毎にまとめながら矢印などを用いて議論やアイディアのつながりを可視化していきます。そのため、全体像を俯瞰してみることができ、全体像がつかみやすくなります。

③直観的に伝わる

グラフィックレコーディングは文字だけの議事録と比較して、内容を直観的に伝えることが可能です。また絵をや色を使うことで議論の「雰囲気」や「空気感」をその場にいなかった第三者にも共有することが可能です。

■グラフィックレコーディングをリサーチに活かす

①FGIやIDIの発言録として

定性調査ではプロの書記に「発言録」を作成いただきご納品することが一般的です。最近では録画データをご納品することも多いですが、1~2時間のインタビューを発言録や録画データで見直すのはかなり労力がかかります。
グラフィックレコーディングで全体観をつかみ、気になる部分は詳細に発言録や録画データを確認するという流れにすることで、インタビューに同席ができなかった方でも情報のキャッチアップをスピーディーに行うことができるのではないでしょうか?

②速報やサマリーレポートとして

対象者の反応を雰囲気や空気感を踏まえて可視化されており、かつ大切なポイントに絞ってまとめられているグラフィックレコーディングは速報レポートやサマリーなどの報告書の一部としても活用可能だと考えています。

③デブリーフィングやワークショップの活性化

インタビュー終了後に行うデブリーフィングで振り返りをする際にグラフィックレコーディングがあることで、インタビューの全体を俯瞰して眺めることができ、議論を深めやすくなると考えられます。

■10INC.がご提供できること

10INC.にはリサーチ経験を持つデザイナーが在籍しております。
弊社デザイナーはイラストレーションを得意とし、そこにリサーチの経験が組み合わさることで、より的確なグラフィックレコーディングをご提供することが可能です。リサーチのアウトプットの1つとしてや社内会議の可視化として、お役立ていただけるかと思いますので、ご興味がある方はお気軽にお問合せください。




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