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投資の初心は何だっけ?

↓の初投稿で、

「自分が生涯かけて勉強していきたいこと」として、

「株式投資」
「長期投資」

と書いたのですが、それらに取り組む中で、「今、自分ブレてるな・・・」と感じた時に、「投資の初心」を思い出すことにしています。

確か一番最初のきっかけの書籍

ちょっと記憶が定かでないのですが、2004年の秋ごろ、↓の書籍(以下、竹田和平本)を、ある古本屋さんで購入しました。23~4歳の時です。あー、若い。いいな。

2004年当時はITベンチャーバブル(ITバブルではなく)で、ライブドアやら、サイバーエージェントやら、いわゆるヒルズ族と言われた新興企業がもてはやされていました。今でもそんなバカバカしい言葉あるのでしょうか。

その際、必ずと言っていいほど、株の話が上がっていました。分割やら、買収やら。もちろん、意味はよく分かっていませんでした。

で、当時24歳くらいで、親不孝者だった私はその時点でようやく大学最終年度で、次の春には卒業を控えており、就職活動の中で自然とITベンチャーの情報や書籍にも目を通し、自然と「株」というものを意識していました。

そういう時に出会った書籍が、↑の竹田和平本です。

ITベンチャーの「株」は、ピンとこなかった

ITベンチャーに絡む形で出てくる「株」は本当に血生臭く、物騒だなという印象がありました。

竹田和平本を読む前にも、↓のような当時流行っていたITベンチャーに関する書籍を読んだのですが、

こういった書籍の中で登場してくる「株」は、本当に単なるマネーゲームという戦争の実弾というか、正直あまりピンときませんでした。

加えて、↑の書籍の大半が当時超絶ブームだった堀江貴文氏のものですが、どうにも内容が乱暴で

「ITベンチャーってこんな人じゃないと無理なのかなー」

と感じていました。

当時堀江氏に感化されて、ガサツなビジネスマン人生を歩むことになってしまった不幸な人も多いのではないかと思います。身近でも「ホリエモンフォロワー」みたいなしょうもない人が多々いました。(私は結果的に、無事「若干ITの、コンピューター系古参中小企業」に新卒入社しました)

極めつけは↓でした。本当に血生臭すぎる。

他にも色々読んだ気がしますが、特に↑の二冊が「ITベンチャー+株」は物騒なんだという印象を持つきっかけとなりました。(今でも会社四季報で株主の欄に「光通信」の名前があるとドキドキします)

「長期の株式投資」がしっくりきた

そんな中で古本屋で出会ったのが、冒頭の竹田和平本で、ハッキリとした内容はもう記憶が定かでないのですが、今の観点で一言で言うと、

「ファンダメンタルズを基本とした長期バリュー株投資」

という内容で、配当や、配当による複利を重視していた覚えがあります。そもそも「配当」や「複利」というものも、この竹田和平本を通じて知った気がします。(書籍内で「複利」という表現で説明されていたか記憶にありませんが・・・)

また、この竹田和平氏が専業投資家や、ましてやITベンチャーの経営者ではなく、老舗の製菓メーカーの経営者だったというのも、自分としては何か安心材料だったのかも知れません。

「ITベンチャー+株」を通じた、生き馬の目を抜くような血生臭い印象からのアップダウンの激しさが、「長期投資」「株式投資」に関心が向くきっかけとなったのかも知れません。

今でも、何か「今、自分ブレてるな・・・」と感じることがあれば、このことを思い出して、

「そうだ、自分は長期の株式投資を通じて、企業と接点を持ちたかったんだ」

と思い出すようにしています。

そういうアンカー(錨)のようなものがあれば、つい、

  • 短期売買や信用取引にに気持ちが傾きそうな時や、

  • 株式以外の資産(オプション、先物、FX、商品、債券、不動産等々)に気持ちが傾きそうな時

にも、正気を保つことができます。(コロナショック時にはホンの少しだけ気が違ってしまいましたが・・・)

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