家にこもるということ

久しぶりに普通のnoteを。

新たなウイルスがすべての地球上の人類の人生に影響を及ぼし始めてから、あっという間に1年。一人暮らしなので、以前から、平日は仕事絡みの人以外とはそれほど会わなかった私だが、今はもはや誰とも会わずに家にこもって仕事をしている。座椅子とローテブルだった生活から脱し、机と椅子を新調して、狭い6畳の1Kで仕事もプライベートもこなす毎日だ。

元々ひきこもるための趣味は装備しているので、アニメや映画、テレビを見たり、漫画を読んだり、本を読んだり、音楽を聴いたり、SNSを楽しんだり、ひとりの時間はいくらでも乗りこなすことができている。外に出る趣味や、人と会うことがベースの趣味を持つ人は、そりゃ外に出歩きたくもなるやろうなと思ってしまう。私はそういったことはないので、幸いな方に入る類の人類だろう。緊急事態宣言の対象都府県にいるが、おかげさまで元気に過ごしている。

家で仕事をするようになって、オンライン会議がメインの会議手法になった。オンライン会議には私にとっては良いことの方が多いと思っている。
まず一つ、オンラインの方が発言しやすい。弊社は社内会議は基本的にビデオはオフだ。建前上は通信を安定させるためだが、本音はアップの上司/部下の顔を毎日見たくねえ!かもしれない。リアルな会議だと、会議に参加する人の顔色をうかがってしまう。『あの人はちょっと不機嫌』『今のは言い方がちょっと悪かったか』などと思い発言をやめたり、表現を緩和させたりする。だが、ビデオオフだと顔色に忖度することはない。ずけずけと正論でコメントしている。
その他の良いところは、ミュートにしてぶつぶつ話せることだ。時には悪態をつき(「くそ!」「うっさい!」「は?」)、時には称賛や応援をしている(「素晴らしい!」「いけいけ!」「よっしゃ!」)。※※ミュートし忘れたことはないが、十分な注意が必要です。※※

ひとりぼっちで生きているこの生活で、1つ苦手になったことがある。自ら能動的に学ぶことだ。オンライン英会話はサボりがちになり、支払っている月額に見合った成果は出ていないと思う。エネルギーがちっともそちらに向かない。受け身で様々な芸術や知識を受け止めることは出来るのだが、自分から出すことが、ちょっとしんどい。仕事で本格的に英語を使うことになりそうなのに、逃げてしまった。

原因不明のこの病は1年経って少し改善しつつある。1年間やる気のない自分でいるのに飽きたのか、あほな人類はこの環境に慣れたのか、改善の理由はこれまた不明だ。ま、いいやん、改善したんやから。

また、がんばるぞ。あしたもひとり、健やかに生きてくぞ。

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