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お好み焼き

行きつけのお店が欲しい!!と思ってから、はや3年半。ようやく見つけたと思っていたそのお店は新学期になるとなくなっていた。

大学の裏門を出て左に2回曲がると見えてくる。冬になると灯油ストーブが置かれるような、昔ながらの小さなお好み焼き屋さん。サイドメニューもほとんどなく、数種類のお好み焼きだけ。 

何回かお昼ご飯を食べに行くと顔を覚えてくれて、いつの間にか一品多く机の上に並ぶようになった。食後にはコーヒーを出してくれて、なぜか帰る時には子供用の飴を毎回くれる。いつも、愛想の良いおばちゃんの笑顔が印象的だった。

こんなことなら、大学のことや就活ののことをもっと話せばよかったなと思う。どっかで聞いたようなセリフだけど、『自分が思っているよりこの場所を好きだということになくなってから気づいた。』これからお昼どこにいけば良いんだよおばちゃん。

初noteを何にしようかと迷った結果、大好きだったお好み焼き屋さんにしました。時間が経てば忘れてしまいそうなので残しておきたくなった。


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