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~毎度ばかばかしい話を一席~(2021/03/07)

今回のテーマは「八甲田山雪中行軍遭難事件」

※本コラムは、登山に関するちょっとした小ネタです。 運営者の主観と独断におもいっきり振り切っていますので、参考にはしないでくださーい。

<八甲田山雪中行軍遭難事件>
日本のみならず世界においても、最大級とされる、山岳遭難事故です。
簡単に言いますと、1902年(明治35年)1月に青森県八甲田山中で起きた199名(参加者210名)が死亡した事故です。日本帝国陸軍が対ロシア帝国戦を想定した訓練として行った厳寒期の雪中行軍の際に起きた遭難でした。
この遭難を題材にした新田次郎氏の小説『八甲田山 死の彷徨』(1971年)そしてその映画化作品である『八甲田山』(1977年)により一般的にたいへん有名になったのではないでしょうか。
なお現在は陸上自衛隊が毎年冬に同様の雪中行軍を演習として実施しているそうです。
2021年3月9日(火)にNHKBSプレミアムで本件を扱ったTV番組が放送されます(後述)。

 

1.「八甲田山雪中行軍遭難事件」 (Wikipedia)
事件のあらましを大きく把握するにはちょうど良いかと思われます。

2.「特集 八甲田山雪中行軍遭難事件」 (青森県立図書館デジタルアーカイブ)
八甲田山雪中行軍遭難事件に関する各種資料をデジタルアーカイブ(「国会図書館サーチ」と「ジャパンサーチ」を含む)で閲覧できます。

3.八甲田山雪中行軍遭難資料館 (※公式サイト)
青森県青森市にある「八甲田山雪中行軍遭難事件」に関する資料館です。 当時の時代背景や行軍計画、遭難・捜索の様子を史実に基づいた資料の展示と映像で紹介しているとのことです。

4.小説『八甲田山 死の彷徨』 (新潮社)
新田次郎氏による「八甲田山雪中行軍遭難事件」を題材にした小説です。 新田次郎氏はいうまでもありませんが、数多くの山岳小説を執筆されています。 本件を題材とした書籍としては最も著名ではないでしょうか。 ノンフィクションではなくあくまで小説です。

 

<映像作品>
5.映画『八甲田山』 (Wikipedia)
上記4の小説を原作とした映画化作品です。 1977年公開。高倉健氏と北大路欣也氏主演、監督は森谷司郎氏。 撮影には木村大作氏(映画『剱岳 点の記』等の監督)が参加しています。 同年の邦画第1位のヒット作品でした。現在、デジタル修復されて4Kブルーレイディスクで販売されています。

6.映画『ドキュメンタリー八甲田山』 (Wikipedia)
2014年公開の日伊合作映画。小笠原孤酒氏の小説『八甲田連峰吹雪の惨劇』を原作としたドキュメンタリー作品ということになっています。 予告編がYouTubeで公開されています。

 

<そのほかの関連書籍> ※敬称略
7.『八甲田山 消された真実』 (山と渓谷社)
著者/伊藤薫  出版社/山と渓谷社  発行年/2018年
出版社サイトに本書発刊記念トークイベント動画のURLが貼ってあります。

8.『雪中行軍はなぜ失敗したか―小説・映画のフィクションをただす』 (北方新社)
著者/川口泰英  出版社/北方新社  発行年/2019年 

9.『凍える帝国 八甲田山雪中行軍遭難事件の民俗誌』 (青弓社)
著者/丸山泰明  出版社/青弓社  発行年/2010年

10.『八甲田雪中行軍遭難事件の謎は解明されたか』 (国会図書館)
著者/松本明知  出版社/津軽書房  発行年/2007年

 

< 補 足 >
本件を題材にしたテレビ番組が放送(再放送)されます。
『ダークサイドミステリー 八甲田山遭難事件 運命の100時間』 2021年3月9日(火)14:39 NHKBSプレミアム (テレビ王国)

 

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(2021/03/07 10zan)

 

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