見出し画像

月と私とひたひたメモリー

まえに®️itsuさんのことばを歌ったものは
月の風景を連想する歌でした。

その後、どうやらこの歌に出てきたお月さまが
ちゃっかり私の心の中にお住まいになられてまして。
毎晩挨拶をしてくれるようになりました。
暗くなると「こんばんは」と言い、
寝る前に「それじゃあ、また明日。」と言って微笑まれております。
素敵なお月様が心に住んでくださり
悪夢とかも照らして、怖くなくしてくだすってる気がして
とってもありがたいわ!と思ってました。
でもお月様は満ちたり欠けたりするので、細く細くなってっても
「それじゃあまた明日」とおっしゃるので
「いえ、明日は新月でしょう。」
と言い返したところ
「いいえ、また明日。」
意味深にふふふと笑って行かれました。

翌日焼いた、まんまるふっくらホットケーキが
「夜空に飽きてきたので、ホットケーキになってみました!」
と言ってふふふと笑ってきました。
私は「そうですか」と言って
むしゃむしゃお月さまを食べて、夜になるとお腹が光るようになりました。
ところが今度は星たちから「お月さまいないとなんか‥なんかだるい。」と愚痴られるようになりました。
彼らは素直に「寂しい」と言えない可愛い星たちです。
お月さまは私のお腹の中から「もぉ〜まったく彼らは〜」と
嬉しそうに言ってました。

そういうわけで、月が空に帰るまでもう少し。
星の寂しいのが少しでも紛れるよう
また®️itsuさんのことばを歌いました。

歌ってみると、私がなんだか ひたひた になった気がして、
なんだこの ひたひた は!と思っていたのですが
こいつは羊水じゃないかと思っているのです。
胎児のころ、お母さんのお腹の中で
シンクロナイズドスイミングしてたころの
羊水タプタプで幸福ひたひたで
焼かれる前のフレンチトーストよりもじっくりその身にひたされていた
そんな頃の感覚が呼び起こされたような気がしたのでした。
生まれた時のカルチャーショックで、ひたひたメモリーは
宇宙の彼方に飛んでってしまってたんだけど。

お月さまを食べたので、
満ちてくような気配に過敏になっているのかもしれない。

それじゃあ、また明日。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?