詩の朗読「灘岡おばあちゃんホットケーキ事件」竹下力

「ゆっくりと地球が回っているから、それに合わせるようにフライパンを回すんだよ」とおばあちゃんはホットケーキの焼き方を教えてくれた。
どんな言葉よりも大切な人生の意味を教えてくれた。
地球が回っているからフライパンも回るのだ。
肝心なのは僕らも回っていることを感じることさ。
夏休みにおばあちゃんの田舎に遊びにいくといつも作ってくれた。
夏休み、セミが鳴いていて、鮎が取れる綺麗な川が目の前にある長屋だ
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「ゆっくりと地球が回っているから、それに合わせるようにフライパンを回すんだよ」とおばあちゃんはホットケーキの焼き方を教えてくれた。
どんな言葉よりも大切な人生の意味を教えてくれた。
地球が回っているからフライパンも回るのだ。
肝心なのは僕らも回っていることを感じることさ。
夏休みにおばあちゃんの田舎に遊びにいくといつも作ってくれた。
夏休み、セミが鳴いていて、鮎が取れる綺麗な川が目の前にある長屋だ

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☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
失うものしかなくてさ
ツトチン詩の朗読
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詩の朗読してます。
https://soundcloud.com/tsutomu-takeshita-1/nadaoka-hotcake

【朗読】壊れやすいもの 銀色夏生 著 【読み手】如月凛

銀色夏生さんの「壊れやすいもの」を朗読しました。

fmGIG「お昼にほっこりどーどすか」の中の朗読コーナーを抜粋しました。

http://www.fm-gig.net/top.html

「お昼にほっこりどーどすか」
毎週木曜日12:30-13:00
再放送は毎週土曜日14:30-15:00
Side-Bチャンネル( http://www.fm-gig.net/smf/side-b.html 
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詩の朗読「灘岡湖彗星ガス栓自爆譚」竹下力

人生で許される以上のものが欲しくてあくせくしてた。
あくせくしすぎて苦しくなって死ぬんだって思ってた。
欲しいものはどんなに頑張っても手に入れられないと思ってたからさ。
父さんをぶっ殺したって何も得られないことはわかってたけど。
ガス栓をひねって家に火をつけただけじゃ救われない。
43歳のエミさんに手マンをしていた父さんが逃げ出そうとしたから僕は金属バットで足をぶん殴ったんだ。
捻挫した彗星みたい
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人生で許される以上のものが欲しくてあくせくしてた。
あくせくしすぎて苦しくなって死ぬんだって思ってた。
欲しいものはどんなに頑張っても手に入れられないと思ってたからさ。
父さんをぶっ殺したって何も得られないことはわかってたけど。
ガス栓をひねって家に火をつけただけじゃ救われない。
43歳のエミさんに手マンをしていた父さんが逃げ出そうとしたから僕は金属バットで足をぶん殴ったんだ。
捻挫した彗星みたい

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詩の朗読「灘岡炭鉱の僕の死体について」竹下力

みんな僕が死んでいるって言うんだ。
ひどい醜悪な臭いで炭鉱の隅で死んでいたって。
僕の体には蛆が湧いていた。
遊び疲れた子供みたいに僕をジェットコースター代わりにして。
身体中が食い散らかされていた。
腐っていたし、パイナップルの果肉みたいにドロドロだった。
頭がなかった。
死んでいたことに気づくのに時間がかかった。
なぜって?
僕はそこにいるもんだと思っていたから。
過去の残像。
でも気づいたん
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みんな僕が死んでいるって言うんだ。
ひどい醜悪な臭いで炭鉱の隅で死んでいたって。
僕の体には蛆が湧いていた。
遊び疲れた子供みたいに僕をジェットコースター代わりにして。
身体中が食い散らかされていた。
腐っていたし、パイナップルの果肉みたいにドロドロだった。
頭がなかった。
死んでいたことに気づくのに時間がかかった。
なぜって?
僕はそこにいるもんだと思っていたから。
過去の残像。
でも気づいたん

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