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2022-23FINALSチケット販売の振り返り

2022-23シーズンが終了して、B.LEAGUEの各部署が、関わった案件について振り返りを進めています。万全を期して臨んでも結果として反省すべきことがなくなることはありません。毎年PDCAを回しながら改善を繰り返していきます。今日は、ファイナルのチケット販売の振り返りについて、共有させていただきます。

ご承知の通り、千葉Jと琉球という東西の人気クラブということもありチケットの販売は好調、満員御礼となりました。しかし、今日はそこではなく、過去からの経験則に基づきトライしたことや結果、来年に向けて改善を試みたいことについてお伝えしたいと思います。

この度、初めて横浜アリーナで、立ち見席の販売にトライしました。価格設定も比較的抑えたこともあり、GAME2 830席は完売。また、決勝進出クラブが決まって1週間にも満たない中でファイナルが開催されるため、未払いにより直前までチケットが売れ残るという状況を避けるためにコンビニ決済を一切行わず、クレカ、PayPay限定にトライしました。大きな混乱もなく、来年もこのスタイルを継続したいと考えています。

チケット販売タイミング、手法も毎年改善を重ねています。今回は、ファイナル進出クラブが確定した翌日 ファンクラブ先行販売から12時にGAME 1、18時 GAME2、19時半 GAME3、翌日の同じ時間に一般販売とさせていただきました。昨年に比べて、比較的安定して購入していただけたと思います。販売タイミングを一定時間ずらすことで購入時の待機時間も大幅に減少しています。これは、会場の座席数が大幅に増えていることも要因と考えられます。もっと減らしたいのが本音ですが、昨年比、待機時間が40%削減となりました。

大きな課題と捉えている案件がふたつ。ひとつが、ファンクラブ先行販売と一般販売の割り当てのバランス。ファンクラブ先行時に、残席の中で購入した座席よりも翌日の一般販売のほうがより良席種が販売されていたというご意見を多数いただきました。座席数が過去最大数ということで、一般販売のシェア、選定座席の配慮も一定数必要であるという判断をしました。対戦カードが確定する前から、決めなければ間に合わないという難しさを感じています。

ふたつめが、転売目的と思われる購入が引き続き見受けられたことです。前者は、ファンクラブの優位性をより高める、どのクラブがファイナルにたどり着くかにより会員数も大幅に異なる中で、どうバランスを取るべきか検討していきたいと思います。転売への対処は、なかなか難易度が高いですが、システム、限られたリソースの中でどのように察知して、速やかに対処出来るかを検討してより一層毅然とした向き合いをしていく所存です。

出来ること出来ないこと、すぐ対処可能なもの、時間を要するものありますが、お客様のご満足に繋がるようスタッフと共に努力していきます。あらためまして、GAME1は、11410人、GAME2は、13657人と多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。感謝申し上げます。

ファイナルのチケットに関して何かお気づきになったことがありましたら、遠慮なくTwitterのコメント欄までお寄せください。来年以降の改善に繋げてまいります。


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