30歳になった日

30歳になった。まだ26歳くらいの気分だったのに。10年ぶりに10の位が変わった。「年代を教えてください」のアンケートで「30代」と迷わず回答できる自信がない。

30歳はどんな年齢だろうか?と考えてみる。高校時代の先生の誰かが「進路みたいなものは、30歳までにだいたい決まればオッケー」と言っていた。18歳だったわたしは「そうか、それならまだまだ余裕だな。大学を卒業してからすぐには進路が定まらなくても、別にいいんだ。」と安心した。

30歳になったわたしはといえば、進路が定まっているとはまったく言えない。進路というかキャリアというか。18歳の自分にそれを伝えたら「えぇ〜、まだ定まってないの!?しかも、子供もいないんだ!」と驚きそうだ。

だけど、つい何日か前に思った。なんで新卒でいきなりレールを降りているくせに、いまだに年齢と人生を直接的に紐づけながら考えているのか。もうとっくにレールを降りてるんだから、いまさら年齢がどうとか考えて焦るの、やめなよ。と思った。降りたなら降りたなりの気楽な生き方をしたらいいのに。

30歳のうちにしかできないことといえば、ワーホリの申請を出すことくらいか。24歳の頃はいつかワーホリに行くものだと思っていたなぁ。でも今はワーホリに行く気はない。

「〜するつもりだったけど、もうする気はないなぁ」ってことが積み上がりながら、気づけばおばあちゃんになっているんだろうか。それはそれで、いい気もする。何でもいいんだよなぁ、結局は。

誕生日は、普段は連絡を取らない人から連絡が来るから嬉しい。懐かしいなぁって思いながら生きていきたい。懐かしいという感覚が好き。誰かとの出会いが多ければ多いほど懐かしかの種まきができるから、人と関わっていたいな。それくらいかな。

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