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クリエイティブする時間

わたしは、書くのに、ほとんど時間を掛けない。ほぼ、一気に書き切る。

それは、着想はすでに出来上がっているから。だから、書くときは、その線やイメージをなぞることに、集中すればいいというだけになる。

詩を書くとき、
エッセイを書くとき、
小説を書くとき。

全て方法は同じだ。

詩は、心の中がぐちゃぐちゃになっている時の方が生まれやすい。絡まった糸を解きほぐす作業そのものが、詩を作る過程だと言えるから。

エッセイは、思考がクリアな状態に、インスピレーションが浮かびやすい。
これは、小説も同じだが、小説の方が、もっと、ふとした瞬間に着想を得る。だから、意図して、出来ないという欠点がある。

問うべきテーマが明確になれば、もう、書くことは、90パーセント以上、出来上がっている。

エッセイのほぼ全てが、わたしの経験や体験をもとにして、生まれた気づきや発見であり、その中でも、誰かから、もたらされた答えではなく、自分で導き出した「解」なるものだと思っている。そうしたものを見つけ出したい。解を求めていくこと自体、楽しい作業だし、だからこそ、「書くこと」をやめられない。

自分の中で導き出した答えは、言語化された瞬間、自分の外側に放たれる。
書く時には、他者意識はないが、自分の気づきが、誰かの新しいドアを開くものであったり、何か背中を押すものだったりすると、本当にうれしく思う。
ただ、わたしにとっては、それは「おまけみたいなもの」であり、そんなに重要なことではない。目的意識もない。

ただ、書いているときの「無心」な状態を楽しんでいるのだ。その瞬間、エネルギーが充満し、一切の不安から解放されるのだ。

#エッセイ #書く #考え事




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