未来は明るい

放送局のアナウンサーからフリーのアナウンサーに転身して、約一ヶ月が経ちます。
以前は自分が喋っていたラジオ実況中継を家でじっくり聴きながら、
夕食の支度をしたり、部屋の掃除をしたり、ラジオのながらの良さを体感する日々。

放送局の中の人間として
常に現場に居合わせることができていたことは、改めて素敵な時間だったなと振り返る期間でもありました。

4月はrkbサンデーウォッチのスポーツコーナーの出演と、DAZNでのJ3サッカー中継の仕事と数のバタバタ感はなく、
その他はさまざまな場所に足を運んでのご挨拶に時間を使いました。

ご挨拶を受けてくださった皆様、有難うございました。

5月の日程は4月よりもじんわりと仕事が増える感じ。
6月は5月よりもじんわりと増えて、7月は忙しそう。

フリーとしての波を実感する日々は、
会社員としてお給料をいただいていた有り難みを感じるとともに、
どう工夫していけるかのゲームをしている感覚にもなります。

ゲームと言えるほど悠長には構えていられませんが、
忙しいのが嬉しい、楽しい、というのはこれまでにはあまり得なかった
感情ではないでしょうか。
仕事は楽しいものである、という再確認です。

この一ヶ月本当のたくさんの方とお会いして、人脈は広がりました。
東京、大阪、新潟、山形、福岡、大分、各所で汗を流す人たち、その人たちのやりたいこと、叶えたいこと、私自身が叶えたいこと、
このパズルはどうやったらはまっていくのか。
どうやったら加わっていけるのか。
人脈を、人との和に代えていけるように考えながら過ごす毎日。

もう半年くらいフリーをしている感覚ですが、まだ一ヶ月も経っていないんだなと、振り返ってようやく気がつくほど、
これまでとは全く違う30日間になりました。

スポーツ実況アナとしてのイメージを持ってくれている方は、スポーツ。
ナレーションのイメージを持ってくれている方は、ナレーション。
それぞれ出会う人の生活によって佐藤巧の捉え方が分かれるのは、都度面白さを感じます。
街に出ることが増えたのでふとお声がけをいただくことも逆に増えました。

そんな中で、実は一番印象を強く持って頂いているのは
佐藤巧=料理番組の人
であったりするので、これがまた面白い。

しかも、
番組見てました。
ではなく、

番組見ています。

と現在進行形で言われることも少なくないので、
印象に残る番組作りをしてくださっていたスタッフさんや、コウケンテツさんの存在に有難う、と思いながら過ごしています。

番組は終了していますからね、みなさま。

次に印象に残るのはどんなシーン、番組での自分なのか。
そういう機会をいただけるか。

今後がとても楽しみです。

大学野球部の同期にも人を紹介してもらいました。その夜、食事を囲みました。
巧をどうプロデュースしていくか、が議題。

そんなプロデューサーのうちの一人は、
会話の中で私がほんの少しネガティブな言葉を言いかけるだけで、

「大丈夫だ、未来は明るい」

と、さほど情感を込めずに、そしてかき消すよう私に言います。
彼のキャラクターも相まって思わず笑いが出るのですが、
信頼を置く存在から言われた私は

”そんな気がしてくる”

のです。
そんなプロデューサーが他にも各所にいてくれているのが、心から嬉しいです。

これまでの過去のつながりが横にどんどん広がって、この先に繋がっていく。
格好良い文章を書きたい訳ではないのですが、野球部の同期、会社員時代のご縁、過去からギフトを受けることが何度も重なっていて、小さな感動に出逢っています。

まだ一ヶ月でこんなにも‥
と嬉しくなります。

さあ、5月はどんな月になるのか。

私の未来は明るいので…!

また別の話をここでできるよう頑張ります。





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