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即興で文字を書く

2月の終わり辺りに、またしばらく鬱でどうにもならない時間を過ごしていた。
何となく漠然とした不安の中で、ぐるぐると思考が彷徨っていたような感覚だった。普段ヘラヘラしていると言うのか、目上の人だろうと話し方が分からなくなってきてタメ口みたくなってしまったり、はたまた偉そうに何でもかんでもどうでもいいじゃねぇかと考えるようになってきているところがあるのだが、鬱になった途端に死にたくなってくるのだから不思議なものだ。
それで、身体がアウトプットしない代わりか、穴という穴から体液が出てくんの。汗やら涙やらおしっこやら。何でもいいから出しとけよ。糞詰まりを起こしちゃダメなんだぜって教えてくれる。

とてもつらい時間を過ごしてきたのだが、そうした時間を過ごす中でようやく生活について考えを見直すことをし始めるのだった。
そういった意味では僕は生粋の日本人なのかもしれない。災害が起きて、原発が吹っ飛んで、3Dプリンタで作られた銃で撃たれて、はたまた醤油をぺろぺろされて、初めてことの重大性に気付くと言うかさ。
しばらくぶりに回転寿司に行って本当にびっくりした。なんで今までこうじゃなかったんだというくらいにUIが進化している。そのくせレジだけ何故か人がやっていたりして、ずっこけるのだけれど、醤油ぺろぺろくんにはいくらかお金なり敬意を払えばいいのにと思った。
そんな災害とでもいうのかアートとでもいうのかが自然と自分の中に時限爆弾の如くカッチカッチと時を刻み、いつか爆発する。そういうものを持っている僕は自然と生きることそのものを見直さざるを得ない訳で、そうしたプラスとマイナスみたいな二面性が自分の中にあることが、現代においてもシャーマンたりうる素質みたいで嫌いじゃない。だから僕は自らの名前を十一にしてしまったわけだ。

十一はプラスマイナスでもあるし、11日生まれでもあるからってだけだから、せっかくつけた名前からむしろその意味を広げてみたら面白いんじゃないかって気がしてきた。不思議なことにその辺の社会人は仕事が一つだ。不安にならないのか?って僕は思うんだけれど、どうやら彼らは特に何も思っていないらしい。何ならその社会というのか、会社のルールに従って、それによって押さえ込まれた自分の気持ちに対しては「仕方がない」と考えているようだ。しかし彼らが仕方がないとしていることの方がよっぽど意味のある生を営む上で重要なことのような気がしている。

仕事だから自分のやりたいことが全然出来ていない。仕方がない。
仕事だから彼女と過ごす時間がない。仕方がない。
仕事から帰ってきたら子どもはもう寝ている。仕方がない。

しかし彼が死んで泣いてくれるのは、きっと今、時間が割けていない、蔑ろにされている人たちじゃあないか。彼女や奥さん、子ども、家族、友人じゃないか。お前が死んで、会社の社長が泣くはずがない。代わりを見つけていつも通りやってんだろう。なのにその会社のために自身は「仕方がない」と信じ込んで働いている。
仕方がないはずがないって分かっているんじゃないのか?仕方がないと本心で言っているのならお前は死んだほうがいいのかもしれない。僕は止められないなぁ。

僕の同世代でも、すでに家を建てた人が出てきたらしい。35年ローンでも組んだのだろう。一つの仕事で、会社というものだけに依存して、よくそんなことするなって僕は本当に理解に苦しんだ。何してんの。会社の、未来の、奴隷になっているだけじゃないか。それが幸せなのか。家を作ったのではなく、これもある種、仕方がないと言うための理由を作ったに過ぎないのではないかって気がしてくる。

仕事を11個持っていたら面白いんじゃないか。なぜ11個なのか?名前を十一にしてしまったからだ。仕事が11個あれば月に1個3万円稼げれば、33万円になる。ロゴデザインを始めて、今や6万円でやっている現状がある。別に3万円くらい稼ごうと思えば何だっていけるだろっていう感覚がある。
ロゴだって3万円に出来れば、お金はないがこれから何かを始めたいと思っている熱を持った人たちとたくさん出会えるだろう。熱のない金だけある会社の適当な担当者と話しているよりも、僕にはそっちの方がよっぽど楽しい。あれ?いいことだらけなんじゃね??そんな風にして、仕事を11個作ってみることにした。

今やっていることは
・ロゴデザイン
・アクセサリー/リング作成
・古着のリメイク
・名刺作成
・ロゴ消し グッズ
・バイト
・執筆 note
・家具作り
・お絵描き
の9つ。

定期的にお金になっているのはロゴとバイト
時々、友達から何かしらの制作物の依頼があるってな感じ。
絵はまだ売れてないなぁ。買ってくれよぉ。

それからやってみたいこともある。
・偏った本ばかりの図書館(僕の持っている本が置いてあるだけ)
・本は興味ない?焚き火でも囲って語ろうや!
・それにコーヒーでも出せるといいか→カフェ
・夜は酒も飲みたい?→バー
・音楽もかけたい?→DJ
・てか誰か弾いてくんね?ギャラはどうしましょ。投げ銭!
・もう今日は泊まっていけよ→ホテル
・寝巻きが欲しいって?→そういえば男でも着られるワンピース作りたい!
・これ全部アトリエの中にぶち込めないかな?→じゃあ空間を設計しよう!土地探しもか。単管パイプでいいか。誰か手伝って!

・それから畑をやりたい。
・何を育てようか。カレー作りたいな。トマト、じゃがいも、パクチー……
・カレーは確かアッパー系だったから、食後は煙草でもご馳走しようか??
・普通に煙草屋もやってみてぇな。煙草バーとかってダメなんかな?シャグを色々置いてみたり。
・酒、飯、煙草ときたら茶も欲しいかね?あ!茶碗作りたい!
・サウナもあったら最高じゃね?
・水風呂は湧き水がいいなぁ。
・湧き水が湧く場所で探そう。
・そういえば五十川のルーツは近江らしいからそっち方面で探すかね?

・ラジオやってみたいな。誰が聞くんだよ。でもこれをあなたが読んでいる。
・リスナーの総称は何だろう?十一からサムライ??プラマイ??どんな年齢層の人が聞いてくれるんだろう。
・ラジオが盛り上がったらそこからステッカーなり、グッズでも作るかね?
・毎回の放送はスポンサーを募集するかね。持続可能性。
・曲をかけられないからなぁ。
・この前の居酒屋にあったギター。あれを弾けたら良かったのになぁ。
・見にきたい人なんていねぇか。
・アトリエの開放ってだけだな。そうするともっといろんな人が立ち寄れるように家具を作りたい。ウレタンチップフォーム切りっぱなしの椅子とかでいいんだけどさ。
・ついでにシルバーリングとかリメイクした作品とか、絵とかも見ていってほしい!実物を見るとマジでいいんだぜ!?インスタじゃ伝わらない。
・何なら買ってってくれい!

・それから子どもも関われるようなこともしたい。
・さっきの図書館とかさ。
・学校の先生とは違った視点・評価があることを知って欲しいから。
・あなたは才能の塊だ!僕なんか才能がないのにロゴなんて作ってるぞ!お前ら何したい?
・勉強も教えてやんよ!僕はこれでも学校で1番の成績だったんやで?
・3Dプリンタもあるよ!何でも作れる!鉄砲作っても僕は撃たないでおくれよ!

・ロゴも対面でやってもいいかもしれない。
・テキストだからこその良さもあるのだけれど、仲良いやつとならその場でどんどん作っていきゃいいやんな。
・疲れたらサウナでもいこや!

てかさ、これってU研じゃね?やっぱりそうだよな。
先人がいるもんだ。

で、これでいくら出せたんだ?
30くらいいったかしら?

今は実家暮らしだけど、じゃあまずは実家のすぐそばにアトリエをつくってみよう。それでもっと乗ってきたら、場所を滋賀なんかに移してアトリエを解放しよう!ってな感じ。なんで滋賀かは思いつき。他にいい場所あったら全然どこでもいいんだけどさ。
自分の生活やらアトリエなんかを考えていたはずが、いつの間にか無料で過ごせるアミューズメント施設が立ち上がってきた。今は僕のことをどこかで見下しつつ仕方がないと言っている人にこの生活を見せつけてやりたいな。心では涙を流して仕方がないと言って、死にたくなってる人がいたら僕ん家こいよ!ってな感じになってくる。
アトリエの名前でも考えてみる?そうねぇ。

名前はアトリエ イマ (Atelier ima)
"今"すぐに"居間"になる。そんな場所なのだ!!

Atelier ima ロゴ

テープを貼っつけて即席で今って漢字を書いてみた。
今作ったんですよ感のある今になったぜ!

実家の一室から始めてみっか。
アトリエ イマ(Atelier ima)にいつかみんなの居場所を作るんだ!

テキトー、テキトー!!

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