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【幸福感】なぜ幸福と満足は一致しないのか?

なぜ幸福と満足は一致しないのか?

論文からのメモと学び

内容

8−9割が幸福、7−8割が満足している日本人。

主観的幸福感、生活満足度を指すと考えられる。
今まで満足度は幸福感の代理指標とされてきた。

「所得が増えても幸せになるとは限らない」イースタリン1974年

結果として、満足よりも幸福の方が多い。

満足度は、収入・貯蓄・住居など即物的な物の評価。

幸福感は、満足度に心理的・審美的な要素を加味。家族関係や学歴の満足度など個人的要素の評価。

期待幸福派、現状幸福派、経済幸福派に分類出来る。

幸福感 教育達成 長期的ウェルビーイング
満足度 職業、収入 短期的ウェルビーイング

→大卒は高卒よりも幸福感じやすいが満足は違いがない。
→収入が693万円あれば満足しやすいが、幸福は同程度になる。

所得と幸福感が増加しないパラドックスはあるが
短期的な満足度には影響があるのではないか。

不満のある人の53%が幸福。
満足している人の1%が不幸。
→満足と幸福が一致していない。

年齢による違い
満足度は男性70%、女性76%。
40代70%、50代71%と低い。それ以外は75%を超える。

幸福度では、40代が最も高い88%。20代が最も低い84%。

未婚・既婚の違い
満足度は既婚が80%、未婚は60%。
幸福度は、既婚が93%、未婚が74%。


満足感を得るためには、転職が必要。
幸福感を得るためには、学歴を大切に。

幸福感を得るためには、子供の頃から教育をしっかりすることが重要。
生活満足を高めるためには、納得の収入を得ること。
また結婚すれば幸福、満足共に上がる。

(ここには書かれていないが、離婚率は上がっているのはどう捉えるのか・・・)

自分を幸福に、満足にするための条件は、リサーチ結果からも理解は出来る。
ただ、本当に幸福や満足であるには、自分の生活と向き合い、すでにあるモノや人に感謝が出来るかどうかがとても重要であると個人的には強く思っている。

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