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Free The Belly〜自分のからだに対する違和感と葛藤を超えて〜

First takeでへそだしの服を着て歌っていたアイナ・ジ・エンドが素敵だった。

そこから丈の短い服を何枚か購入したが、なかなか自信を持って着ることができなかった。友人と遊ぶときに、幾度か着てみたが強い否定はないけど、「お腹が冷えるよ」とやんわり言われたり。でも、きっと似合ってると思うんだよね。モノトーンな服が好きだから、ニッカパンツやブラックのスカートとか合わせると、かっこいいじゃん?

カメラマンの友人に「私らしさを塗り替えるようなバチバチかっこいい写真撮ってほしい」とお願いしているときだった。今村さんに「堂々とへそだしの服を着るを難しく感じるから、向ちゃんとへそだしで東京を歩こうと思ってて」と言われて、どうせやるなら写真を撮るのはどうだろうと提案。東京で、へそだしの服を着て写真を撮るというユニークなプロジェクトが発足した。

写真を撮ってみて

写真を撮ってるときは不思議な気分だった。オフィス街や国会議事堂など「へそだしの服を来ている人がいない街」を巡った。なんだかちょっぴり悪いことをしてる気分だったけど、とても楽しかった。

写真に撮られることに慣れていないから、3人とも最初はちょっと顔がこわばったり、ポーズをとるのが難しかったり。でも、どんどんへそを出している状況にも慣れていって、「こういうのをしてみてはどうだろうか」と殻がやぶれていったような気がする。

あと、出来上がった写真をみて、3人ともいい笑顔してるよね。(へそだしの服を着たのに、そこまで出なかった…)

photo by Takumi Kuroda

写真を撮った後日、3人でこのプロジェクトをどういう形で公開するかを練った。議論の中で、「自分の体に対する見方というのはどんどん変わっていってるよね」という話になり、自分の体を意識し始めたときから今までどのように見方が変わっているかグラフにしてみた。

ネガティブから始まり、現在はニュートラルな状態

グラフを誰でも作れるように、自分の体を振り返る問いも作って答えてみた。是非、みなさんも問いに答えてみてほしい。

1. 自分の体型や顔、肌、毛と、他者の体型や顔、肌、毛の違いに気づいた、比べるようになったのはいつで、どのようなきっかけでしたか?
小学4〜5年生あたり。バドミントンをしていて、筋肉質な体型があまり好きではなかった。あと、毛量が多くて、学校でよく「きのこ!」といじられていたのが、嫌いだった。

2. 自分の体型や顔、肌、毛について「こうだったらいいのに」と感じたことはありますか? いつ、どのように、そう感じましたか?
小学4〜5年生の頃は、髪の毛の量が少なかったらいいなと感じた。また、兄が二重だったこともあり、親からよく「目をぱっちり大きく開けなさい!」と言われて、私も二重だったらよかったのに…とよく思った。周りの友人が細かったのもあり、足を細くしたくて、お風呂ではよくマッサージをしていた。

3. 自分の体型や顔、肌、毛について「ここがいいな」と感じたことはありますか? いつ、どのように、そう感じましたか?
小学2年生からバドミントンをやっていたからか、体重の変動が少ないところ。食べてもそこまで体型が変わらない。

4. 自分にはこのメイク(あるいは服装)がしっくりくると感じたことはありますか? いつ、どのようなものについて、そう感じましたか?
22歳くらいのときに、カジュアルで男の子っぽい服が似合うとわかった。そこから白と黒のようなモード系の服をよく着るようになった。

5. 自分にはこのメイク(あるいは服装)がしっくりこないと感じたことはありますか? いつ、どのようなものについて、そう感じましたか?
大学生の頃、かわいい系の色が多い服を着ると、なんだかしっくりこなかった。

私はこのワークを踏まえて、自分の体に対してずっとネガティブな感覚をもっていたけど、今はやっとニュートラルな状態になれたのだと感じた。それは、学生時代のように同世代の人たちと比べる機会が少なくなったり、フルリモートで働いていて服装に対して言われることが少なかったりと環境要因も大きいだろう。

本当は、どんな状況でも自分の体を愛せたらいいのだけど、人間そこまで強くもないから、自分を愛せる環境に移るのも大事なのかもしれない。

是非、みなさんもグラフや問いに答えてみて、自分の体に対して振り返ってみてほしい。何かしら、愛すためのヒントが隠されているかもしれない。

一緒にプロジェクトをした今村さん、向さんの記事はこちらから。


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