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拳から煙が出た日

今日はちょっと言葉遣いが悪くなりますがそこんとこヨロシクきこぺんアロハです。

今週からインフルエンザとオミクロン対応ブースターの接種がカリフォルニアでも始まった。早速予約を入れようとオンラインでチェックすると一番早いのが10月4日と出る。電話で問い泡出てみると夫の仕事場のあるサンフランシスコで9月14日夕方の予約が二人とも取れた。

お昼まで老犬と家で過ごして夫と待ち合わせ場所のサンフランシスコ・ジャパンタウンへ。お天気が良くて訪れている人々がみんなラムネの瓶を片手にカラカラ音を立てながら散策中。

ピカちゃんもジャパンタウン散策。

私は、先月受けた帯状疱疹の予防接種の副反応がきつかったので今回も接種後寝込むことを想定していろいろ準備した。ゲーターレードとパン祭りかというくらいいろんなパンも買い込んだ。

食パンは自分でカットしてトーストにするのが楽しみ。

前日に病院から予約確認とお知らせが携帯メールで来ていて見ると去年の11月に夫と受けた3本目の接種会場とは違うようだ。住所の番地がが2300番代から2600番台になっている。前回は、ジャパンタウンに夫が車を停めて徒歩10分で接種会場へ簡単に行けたが住所からみると3ブロックも先だ。ラーメン屋さんで鶏白湯でも思ったが気になったし、私は時間があったので接種会場へ下見へ行った。

ショッピングセンターの一部が接種会場となっていた。

ジャパンタウンの側を2、3分おきに走っているバスに乗った。仕事を抜けて出てくる夫はきっとギリギリで来るだろうからバスを使おう。夫の分も電子マネーカードも用意してある。やはり徒歩では無理だとわかった。前回の接種会場からさらに坂を上がった場所に新しく出来ていた接種会場。バスでも10分くらいかかった。

係員の人に後で予約があることを話すとじゃあ15分くらい前にここに来てねと言われ会場を後にした。帰りは散歩がてら坂を下って歩いた。この時点で私は既に8000歩以上歩いていた。朝から老犬2匹とお散歩もしたからだ。夫が来たらすぐにバスに乗るのだから大丈夫と思っていた。

ジャパンタウンに戻り、ラーメン屋さんに行くほどの時間はない。少し買い物もしたかったのでスーパーへ行き、太巻きといなりのセットを買う。夫が好きな紅茶花伝のレモンティーも買った。平日なのでジャパンタウンも人がまばら。早速太巻きといなりをオープンスペースでもそもそと食べる。全部は食べられないから残りは持って帰ろうと思いきや蓋を落としてしまい、ペットボトルの麦茶お飲みながら無理矢理完食。

3時15分に夫に電話すると今やっと駐車場に着いたとのこと。よしよしじゃあバスに乗って行けば楽勝。夫に「前の接種会場から坂を上がったところだからバスで行こうよ。」と提案するも「僕はバスの電子マネーカード持ってきてないし、この時間はバスが学校終わりでバスが濃んでるし、歩いて行こうよ。」と言う。電子マネーカードは持ってきてるし、2、3分おきに来る2両連結の大きいバスはさほど混んではいない。

下見に行った時も夫には電話して以前より会場が遠くなったと言ってあったし、それでも歩くと言う夫にイラッとした。予約時間も迫って来たのでしょうがない私も歩く。聞こえるように「今日はもう1万歩歩いちゃった。あー疲れた。」と私が言うと「僕はまだそんなに歩いてない。」と呑気な夫。「私は下見も行ってたくさん歩いたって話してるんだから僕はまだとかの返事おかしい。」どんどん腹が立ってくる私。そして途中あたりから登り坂でまだまだ遠いことに気づく夫。「ここの番地まだ2200番台だからまだまだ行くよーっ」と半ばキレ気味に言う私。4月に入院して以来、夫の肺はまだ完全に戻っていない。いろいろご提案しても却下したんだから絶対歩けよと思いながら無言で歩く。

これは遠いとやっと理解した夫がこう言った。「君はもっと僕に対して頑固に言ってくれないと困るよ。バスに乗れば良かったなあ。」

「はあああああああっ。下見してちゃんと無理がないようプランしたんですけど。私まで頑固になったら絶対喧嘩になるでしょう。そんな体力こっちはねえんだわ。」コロナ前は喧嘩して1週間話さないとかもあったけど今は同居だけでストレスなのと喧嘩をする体力も気力もない。夫がさらに私の神経を逆撫でするように横をビュンビュン通るバスを見ながらこう言った。「バスに乗ったら楽で早かったね。」

もうすぐ接種会場というところで立ち止まる私。ここからはワンピース・ルフィの声でどうぞ。

「タノムカラ チュウシャノマエニ オマエヲ イッパツ ナグラセロ ギア サード!」

夫が悲しそうな顔で「ドウゾ」とショボーンとなる。もちろん殴りませんけどね。拳からは煙出てたかも。

坂を上がってヨレヨレな私たちは無事に接種会場でチェックイン。インフルエンザとオミクロン対応ブースターを受ける印のシールを貼って待機。会場には、10個ほどテーブルが用意されていて順番に呼ばれたテーブルへ行き、問診後に接種してもらい予防接種カードにも記入してもらうシステム。各テーブルに看護師さんが二人づつ待機している。

胸に貼っているシールによると両方受ける人が多かった。無事に接種を終えて15分間指定された場所で待機。夫が「予約してくれてありがとう。帰りはバスでジャパンタウンまで行こうよ。」と言う。

意地の悪い私はまだちょっと納得がいかないのでにっこり笑って夫に言った。「帰りは下りだから楽ちんだよ。バス混んでるだろうから頑張って歩こうね。」この時点で13000歩くらい歩いている私。こうなったら意地だ(笑)。歩いて無事にジャパンタウンに到着。夫は仕事に戻ってまた終わったらすぐここに迎えに来てディナーでもどうかと言うが2種類も予防接種を一度に初めて受けてどうなるかわからないので私は帰ると伝えた。

日をあらためて鰻かお寿司をご馳走してもらわないとスッキリしない。そんなわけで歩いた歩いた17,240歩。

坂の上の接種会場景色は良かった。

腕は想定内の痛さだけど今のところ大丈夫。強いて言えば夜中に空腹で目が覚めた(笑)。今日は待望のカツ丼。卵を2個でも良かったかな。

卵とじカツ丼久しぶり。
ガッツリ食べて今日はのんびり。

皆様、どうか良い週末をお過ごしください。








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