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ヤングの気持ちがわからない

カリフォルニア太平洋沿岸も夜が明けました。きこぺんアロハです。


朝、5時ってカニも寝てるんじゃない?
すでに桟橋は、釣り人で賑わっている。
風が強いので専用ブース欲しい❣️

先週からダンジュネスクラブの一般ピーポーの釣りが解禁になり夫が張り切っている。健康問題の方は、まだ治療のスケジュール待ちだが釣りとなると楽しそうだ。

先週もこの桟橋に来ていた。カニ釣りシーズンは11月から6月。解禁日の翌日とあって早朝からものすごく混み合っていた。波が荒くて苦戦していると賑やかな日本人4人がやって来た。あべみょん語でヤングと言う世代かな。とにかく楽しそうにワイワイガヤガヤ私達のすぐそばで釣りの準備を始めていた。

ヤングのお一人が到着するなり持っていたアイスコーヒーをひっくり返してしまってあららとなっていた。おばちゃんは多めに持っていたペーパータオルを差し出そうかと思ったが「車からティッシュペーパーを取ってきて」と声がしたのでやめた。その後も釣竿が桟橋に見事に2度も引っかかったりしながらも楽しそうだった。魚釣りの針に対して切っている餌がいやそれは釣ろうといている魚の口に入らんじゃろと思ったがこの桟橋は、皆さん思い思いのスタイルで楽しんでいるので誰も何も言わない。ただし誰かが困ったらさささーっと駆けつけて助けてくれる。

聞き耳を立てるつもりはないけど近くで響く日本語の会話からここへは始めていらしたようだ。夫の隣に陣取ったヤングのお方の釣り糸が夫の釣り糸と絡まってしまった。この日は、とにかく波が高くて間隔をあけても何度か釣り糸が絡まって大変だった。

夫は、子供の頃から釣りをやっているので絡まった釣り糸を解くのが上手い。前に私の置き方が悪くて絡まったネックレスを丁寧に解いてくれた時に感動した。そんなわけで夫がなんとかそのヤングのお方の釣り糸をセーブしようとしばらく格闘していたが荒波で絡まっていてどうやらレスキューできないようだ。夫が自分の釣り糸をパチンと切りヤングのお方の釣り糸を無事に助けた。ヤングのお方は申し訳なさそうに夫にお礼を言った。夫が「ラインが流されすぎないようこの部分は緩めない方がいいよ。」とリールの部分を見せた時にヤングのお方が「ん???」って感じでわからなさそうだったのでおばちゃんは思わず日本語で「そこを緩めないほうが良いって。できるだけタイトにしておくと良いみたいよ。」と言ってあげた。

その時のヤングのお方のお顔が「んんんん?」とめちゃくちゃ驚いていた。いや私、北川景子でも綾瀬はるかでもないし(そんなわけねえ)そんなに驚かないでよ。普通の日本のおばちゃんだよ。こんなところで日本人って思われたのかな。気まずそうだったので「ここは、初めていらしたの?先週からカニ釣り解禁ですごい人なんですよ。」と言うと「そうなんですねー。なるほど。」とヤングのお方。私もこの桟橋では、毎回ではないが日本人の方にお会いする事もあるけどとにかく相当驚かれていた。日本語で話しかけない方が良かったのかな。その後は、賑やかだったヤングの皆さんが急にシーンとされてそそくさとお片づけを始められた。そして数分後には、私たちに挨拶してヤングなグループはお帰りになった。

滞在1時間もしなかったような。なんだか私悪いことしたかしらって気になった。でも夫は釣り糸切ってまで助けたし、私もちょっと話しかけただけなんだけど。自分自身がアメリカに来て困った時は、いろんな人に助けてもらってきたので自分もそうありたいし、特に日本からいらしてる方が困ってると助けなくちゃと思うがなんだか難しい。

夜が明けたぜよ。
カニ釣りの仕掛けはこんな感じ。
卵いっぱいのメスは海へ帰してあげます。

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