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今日会いに行きたい!気になる土偶

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博物館や資料館で出会った数多くの土偶たち。その中で、あまり表舞台にでることのない土偶を紹介しています。 一見何の変哲もない土偶に見えて案外面白い秘密を持っていたり、本当に土偶なの… もっと読む
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記事一覧

今日会いに行きたい!気になる土偶#087十日町市博物館

優しい笑顔の土偶から想像するのは…のんびり、まったりした豊かな縄文時代でしょうか。 この…

のんてり
4日前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#086ひたちなか市埋蔵文化財調査センター

どこにもハートはありませんが… わたしは『ハート形土偶』です。 『ハート形土偶』 愛称の由…

のんてり
2週間前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#085平川市郷土資料館

インパクトのある鋭い目つき。 こちらを睨んでいるようにも見えます。 『顔のようなものがつ…

のんてり
3週間前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#084千葉市埋蔵文化財調査センター

伝言ゲームを続けた末に… 残ったのは、まん丸の目と口。 不格好だけど、どこか愛らしい… 彼…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#083滝沢市埋蔵文化財センター

寝息が聞こえてきそう… 枕を頭に気持ち良さそうに横になっているのは、 「出産をしている姿」…

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#082東京国立博物館

顔の数…多くないですか⁈ 思わずそう問いかけたくなるのは、『人形装飾付異形注口土器』。 …

のんてり
1か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#081東京国立博物館

あれから13年。 今年も日本各地でたくさんの祈りが捧げられています。 祈ることしかできない…そんなもどかしさを感じながらも、多くの人がそれぞれの想いを抱えながら、今日の日を迎えていることでしょう。 日本列島の人の軌跡を辿ると、そこには必ず「祈り」がありました。 この縄文時代の『筒形土偶』も、静かに祈りを捧げているようです。 1万年以上も続いた縄文時代ですが、「土偶」が多く作られたのは今から約5000 年前の縄文時代中期。その後、全国的に土偶はあまり作られなくなりました。

今日会いに行きたい!気になる土偶#080千葉市埋蔵文化財調査センター

とぼけたような表情が印象的なのは、縄文時代の終わり頃に作られた「人面付土版」。 あの「ク…

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#079栃木県埋蔵文化財センター

穏やかに微笑んでいるのは、栃木の土偶。 ニックネームは「友蔵」。 「友蔵」⁈ そう、名前の…

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#078神奈川県立歴史博物館

今日の主人公は、 特異な様態だと囁かれる 弥生時代に作られた「人面付土器」。 高さ12.2㎝、…

のんてり
2か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#077東京国立博物館

肩にあるのは渦巻文様のケープ? 顔は少し広がり気味の5角形のホームベース型。 中央に寄った…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#076釈迦堂遺跡博物館

「土偶の頭は当時の髪型を模している」 縄文土偶の形や文様には、当時の風俗が表されていると…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#075国立歴史民俗博物館

ごくありふれた日常の風景に、小さな子供を連れた男性の姿がよく見られます。父親であったり、…

のんてり
3か月前
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今日会いに行きたい!気になる土偶#074斉宮歴史博物館

笑顔の四角い顔は、 三重県の縄文遺跡から見つかった「人面土版」。 今から約2600年前の遺跡を調査中に、 この顔面を上向きにした状態で見つかりました。 これが全身です。 縦9㎝、横7.5㎝、厚さ2.2㎝ 土版とは名前のとおりに土でできた板で、 そこに施されているものは、カオの表現や文様、 子どもの足形など様々な種類が見られます。 カオのあるかわいい土版と言えば、 「数字が表されている⁈」とも思える、秋田県の ドバン君が思い出されます。 今日の土版は、粘土で穏やかに甲乙