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自分を棚卸すると少しだけ元気になれた、春。

昨日は彼氏と、彼氏の地元の動物園に行った。久しぶりのお昼デート。
夜は彼に予定があったからセックスはなし。

私は初めて行く動物園で、大きな動物園ではなかなかない近い距離の展示に大はしゃぎした。お花見という名目でいったのに、全然花を見ずに動物ばかりに夢中になっていた。

彼氏もなんだかずっとテンションが高くて楽しそうだった。
「ふたりで写真を撮りたい!」と彼の方から言ってくれて、初めてのツーショット。肩を抱き寄せられる。

付き合って1か月。なぜこんなにも彼に好かれているのかが分からない。
だけど、デートはいつもとても楽しそうで、時折自分のすごさを自慢げに話してきたり(実際凄い)、服装が似ていると「ペアルックみたいだ!」とはしゃいだりする。要は私にベタ惚れしていることが手に取るようにわかるのだ。

Googleで「なぜ好かれているか分からない」と検索すると「彼の好意に見合った自己評価ができていない」と言われた。

うん。確かにそうだな。

もう31歳だし、お金もないし、フリーターだし、ズボラだし。
いいところといえば、やってみたいことに猪突猛進なところと少しだけ人に優しくあろうとできるところとゲラなところ。

私を含む大多数の人にとってお金を稼ぐことは大変だし、お金はとっても大事。だからお金のなさが一番自信のなさに繋がっている。(お金の余裕は心の余裕ともいうし。)

だけど、彼はもう大成していてお金持ちらしい。具体的な年収は聞いたことがないけれど、おそらく1000万はある。もしかするともっとかもしれない。
マッチングアプリでのやり取りでも「無職かわいい!養ってあげる!」と言われた。(魑魅魍魎の巣窟であるTinder男に言われたそれは冗談にしか聞こえずに真面目にとらえていなかったけれど。)

そうなると彼にとっては「お金がない私」は、そこまで大きな問題ではないのかもしれない。つまり彼にとって私の主な悪いところは年増なところとズボラだけになる。ふむ。私と同い年の未婚のお友達にも素敵な人はたくさんたくさんいる。どうしていままで結婚していないの?と思うような子ばかりだ。ズボラな人もこの世にたくさんいるし、少しズボラなくらいで死ぬことはない。なんなら彼の眼には少しポンコツで可愛いなと映ったりしているのかもしれない。

もしかして:私は彼にとって良い女

何も知らない第三者から見ると「とんでもねえこと言ってるなこいつ」「自己中心とはこういうことか」「自己肯定感がバクアゲ」という感想を持つだろう。私も私以外の人がこういうことを真剣な顔で語っていたらドン引きする。

だけど彼に好かれている私がいることは本当で、明日もセックスできないのに彼は私に会いに来る。きっと変に不安になるよりも、元気にたくさん笑うおもしれー女で在ればいいのだ。

私も彼が好きだ。
お金だけではなく、お店を探したときに「美味しいところ探してくれてありがとう」と言ってくれたり、少しでも長い時間一緒に居ようとしてくれる優しいところがすごく素敵で嬉しい。LINEが少しかまってちゃんなところやホテルに着くや否やキスやハグを迫るところが可愛い。


季節は冬から春へ。桜が満開だ。この先の夏も秋も冬も、私は彼の傍にいたい。



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