見出し画像

アナログで温もりのある活版印刷

こんにちは、ジュウニカゲツです。

活版印刷ってご存知ですか?
凸版印刷の一種で、「活字」と呼ばれる部品を並べて文章にした組版に、インクを塗って印刷する手法の事を言います。

活字とは、木や金属でできていて、文字や記号を掘り込んだものです。ハンコをイメージしていただけるとわかりやすいと思いますが、印面が出っ張っていて、インクをのせた版に紙を乗せ圧力をかけることで印刷することができます。

活版印刷では、印刷された部分に凹みが生じ、これがなんともいえない温もりを感じさせます。

めちゃめちゃざっくりな活版印刷の歴史

◆11世紀中頃 北宋の畢昇ひっしょうが、膠泥こうでい活字(陶器の活字)を発明

◆元の農学者王禎おうていが木活字3万字を作り印刷

◆13世紀に高麗に伝わり、初の金属の鋳造活字による活版印刷が行われる

◆1445年ごろヨハネス・グーデンベルクによる近代的な活版印刷が発明される。大量生産が可能となり、産業として確立する。

◆1952年、秀吉の朝鮮出兵により、朝鮮から活字印刷の資材と技術が日本に流入。

◆イエスズ会宣教師がグーデンベルク発明の印刷機を日本に導入して「キリシタン版」の印刷事業を進めるが、幕府のキリスト教禁止令によって途絶える。

◆幕末〜明治の日本では近代化を推し進めるため、本木昌造と平野富治らが活版印刷の導入と西洋の印刷物の出版・翻訳に尽力。写植やDTP(デスクトップパブリッシング)の登場まで、印刷方式の主力となりました。

と、簡単に記してしまいましたが、もし間違っていたら申し訳ございません。謝りにお気づきの方がいらっしゃいましたらコメントでこっそり教えてください。

活版印刷は中国が発祥ですが、ヨーロッパで近代化が成功しました。漢字文化圏では作成する活字の量が膨大になりますが、アルファベットは26文字だけなので、これが普及した原因なのかもしれません。

これからの活版印刷

デジタル社会の現代では、見る機会が少なくなった活版印刷ですが、凹凸があり、アナログならではの温もりが好きだという方も多いかと思います。
今では、本一冊丸ごと活版印刷というものはありませんが、名刺やショップカード、ポストカードなどに表現の場を変えて残っています。

活版印刷商品のご紹介

ジュウニカゲツでも、活版印刷の商品を取り扱っています。

画像1

風合いのある厚手の紙に、職人の手でひとつひとつしっかり圧をかけながら活版印刷をほどこし、質感豊かに仕上げたぽち袋です。
箔押しの輝きがさらに華やかさをプラスしています。

お札を三つ折りにして入れることができますので、おこづかい・心づけ・お年玉などにいかがでしょうか。


===========================
ジュウニカゲツ
「日常を豊かに 毎日を素敵に」
毎日の生活が楽しくなるような、かわいい小物を取り扱っています。ネットショップも是非ご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?