振り返る。双極性障害からの脱出②
そんな時だった。
地元の警察から、上の子供に電話がきた。
やり取りを聞いていた。
上の子供が、
『明日には帰らせます。新幹線の時間が分かったら連絡します。駅までは自分が送ります。』
何が起こったのか、わたしは混乱した。
そして恐怖が襲った。
上の息子から話を聞いた。
とにかく地元に帰るしかない。
どうなるんだろう、もう怖さしかない。
翌日、心がおかしくなっていた。
息子から警察に『○時に〇〇駅に着きます。』
逃げたらいいのか、上の子供に送られて新幹線に乗った。新幹線の中では吐きそうだった。
地元の駅についた。
何が起こるのか。
乗車券を握りしめ改札を出た。
『〇〇署です。まずはこちらに。』
私服警察。
そして子供と2人警察が準備していた車両に乗った。
何もこちらからは、話さなかった。何かの罪に問われるのだろうか。留置されるのだろか。何の罪状になるのか、そんな事が頭を巡る。
そんな中、刑事さんが、
『疲れたでしょう。大変でしたね。もう休みましょう。治療をしましょう、辛いとは思いますが。』
ん?どういう事。
そんな矢先、着いたのは児相だった。
まず、わたしと子供はそれぞれ別室にされた。
そして、これまでの経緯をわたしはわたしの担当者から聞かれた。
そして、保健婦も来た。
『これから精神科に一旦入院して貰います。病床があいている医療機関が限られているので、今回はそちらに入院してもらいます。その間、お子さんは児相で過ごします。』
あまりにもショッキングだった。
これから何が起こるのか、全く想像が付かなかった。ただ、理解できたのは子供が児相に預けられる事。
わたしと子供がそれぞれの移送先に行く前に、子供と会えた。
わたしは子供に、
『お母さんの病気のせいて、こんな事になってごめんなさい。』
そう、泣き崩れた。
続く。。
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