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50歳からの就職

こんにちは。

これまでの事は過去記事に掲載しているので、内容は割愛します。

今回は、
50歳からの就職、就活について書こうと思います。

本日までの約4年間、
わたしは双極性障害と診断され、3年程は実質的に仕事をしていない時期がありました。

丁度1年前から再就職をし、2回転職しました。

まず、タイトルにもある通り、わたしは昨年で50歳を迎えたので、実質的には49歳から就活し就職しました。

最初は、それまで3年働けていなかったので、正直仕事があるのか、採用してもらえるのかが気になりました。

50歳ともなると、正直門前払いも多いのかと思います。

わたしが最初に仕事が決まったのは、派遣で行政関連の短期契約でした。

短期契約を選んだのは、3年のブランクがあったのと、それ以前まで一つの業種で職場が長かったのもあり、それまでと違った業種で雇用されて仕事をする事に心身共に自信がなかったのと、良い意味でリハビリ的に仕事をしながら、社会生活に徐々に慣れていきたいという理由です。

わたしには、特段メリットと言える資格もなく、人間関係はあまり自信もありませんでした。

また、それまで双極性障害で自宅療養があった為、もし途中で体調を崩して働けなくなったらどうしようかというプレッシャーも強く、短期間であれば、そこまでプレッシャーを感じる事もないかと思ったからです。

最初に決まった仕事では、電話対応と基本的なPC作業が出来ればとりあえずは大丈夫な仕事だったので、職場自体に慣れるのは2ヶ月掛かりましたが、契約期間がなんだかんだで半年程まで伸びて、なんとか契約満了まで仕事が出来ました。

続いた理由としては、
職場の年齢層が比較的広めだった事、風通しが良かった事、分からない事はすぐ聞ける環境にあった事だと思います。

その職場で学んだ事もかなりありました。

まず、自分の年齢が社会でどれだけの位置づけにあるか、その上で周囲の人と、どの様な距離感と対応が必要なのかを学びました。

わたしの年齢になると、当たり前ですが、上司が年下の場合が多いです。

ですので、年齢に拘らない事、自分が年上だというプライドは捨てる事、

それまでの経験をひけらかさない事、

極力、自分の話はせずに聞き役に周る事、共感性を持つ事に気を付ける様にしました。

以上の事を気を付けるだけで、最低限、人との劣悪な状態にはならずに済むので、ストレスを抱える割合が減るからです。

半年程の契約期間を終えるタイミングで次の仕事をすぐに探しました。
派遣だったので、派遣会社から紹介を受けた会社に、間を置く事なく、就職しました。

次の仕事は、全国で知らない人はいない団体職員の派遣で長期契約で、仕事内容は経理でした。

こちらでは、誰もが知っている企業というのもあり、多少のプレッシャーと期待もありました。

仕事を始めた辺りはまだ何も見えていない為、メリットデメリットは理解なく、良いとも悪いとも思いませんでしたが、仕事自体は難しい部分も多く、少し大変かなとは思いましたが、悪くないかな位に感じていました。

ところが2ヶ月目を過ぎた辺りから、
同じ部署内で、1人の職員の方からの明らかな当たりの強さが日に日に強くなってきました。

正直、その方がいるだけでかなりの緊張とプレッシャー、また当たられるのではないかという恐怖感を感じていました。

ある日、
タイムリーに、部署全体のミーティングで上長から、『何かあったら、1人で抱えずに話をして下さい。』という言葉を聞きました。

実は、わたしの部署が離職率が高いという事を別部署の方から聞いており、最初はなんでなのか分からなかったのですが、

その上長の言葉を聞いた辺りには、
恐らく今の状況だという事に気付いたからです。

わたしはすぐに、上長に相談しました。

結論は、
思い通りでした。

わたしをターゲットにしていた職員の方の件で、それまで人が長く続かなかった、困っているが、我々もこれまで対処してこなかった事に原因がある、と仰っており、

やっぱりな、と思いました。

改善策はすぐにとれない、との事で、
わたしは継続は自分の心身を考えると難しいと判断しました。
退職は留まって欲しいと言われたものの、
私自身が潰れてしまった場合、また以前の双極性障害で引きこもり、体調が不安定になってしまっては本末転倒だと考えたからです。

それと、もうその時点で、職場の上長が状況を把握しながらも改善出来ていない事、すぐに改善出来ない事にも、少なからず疑問を抱いた事から、非常に残念な気持ちになりましたが、退職する事を選びました。

この職場で学んだ事は、やはり人間関係の難しさと不透明さ、上長の問題発生時の対処など、こちらがどう足掻いても、どうにもならない事があるという事を学びました。

そして、直ぐに今の職場に幸い採用されました。
今は広告代理店になります。

この一年、仕事が切れなかったのが唯一幸いでしたが、一筋縄ではいかないもどかしさも非常に感じました。

人間関係は、本当に難しい。
職場となれば、家族や親子同等の難しさ、それ以上に多難であると思います。

今の職場で長く、なるべく穏便に日々が過ぎれば幸い、また何かあってもある程度のスルースキルも必要だと感じます。

わたしのこの1年はこんな感じで過ぎました。

幸いに、体調と精神面は思った程落ちる事無くきましたが、

まずは人間関係をじっくり観察する事、自分の立ち位置などをしっかり見抜き、

メリットデメリットの両方を天秤に掛けながらも、自分自身もある程度のメンタルの強さも必要だと実感しました。

50歳、人生再就職、
就職がゴールではなく、スタートであり、そこからどうなっていくのか、本当に日々変化していくものであり、そこに対してただ頑張り無理をするのではなく、多少の見切りを付ける勇気も大事な気がします。

きっとこういう問題は、50歳だからではなく、どの年代にも当てはまると思います。

悩んでる人は多いかもしれません。

1人で抱え込まず、誰か1人でもいいから、話す事も必ず大事であると思います。

わたしは、仕事に行き詰まった時、
かかりつけ医と市の支援センターの担当者に相談しました。

それと、唯一愚痴を聞いてくれる父に話をしました。

何故そうしたかというと、友達の立場の方の場合、みんな自分の事でいっぱいいっぱいなので、解決にならないどころか、更に不快感を増やす事が多いので、

あくまでも客観的な視点で話を聞いてくれる、かかりつけ医と支援センターの担当者に話す事で、冷静な判断が出来る事、感情的にならない事、辞める事になったとしても、それは無理をしなくていいと言って貰える事でプレッシャーを抑える事が出来ました。

父は年代が違うので、否定せずに聞いてくれた事、過ぎた過去に囚われない事を教えてくれたので、話を聞いて貰えるだけで、ホッとしました。

最後に、

必ず1人で抱え込まないで下さい。

必ず、誰かが味方になってくれます。

諦めないで下さい。

自分が悪いと思わないで下さい。

嫌な事を無理してまでやらなくても大丈夫です。

絶対自分を責めないで下さい。

わたしは、こんな事しか書けません。

挫折の繰り返しですけど、生きてます。


では、また。

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