今日は耳鼻科に行って中世の拷問が如しBスポット治療をやってきた。Bスポットの記憶より暑かったという記憶しかない。
　考えてみれば昔は炎天下の中で日傘をさして何時間も出を待つなんてことが当たり前にあったような気がするのだが（2015年くらいの話ですよ？）、今同じことができるかと聞かれるともう全然無理、という感じである。
　銀座に行って丸の内TOEIの前とか横を通ったりすると、なんかそのころのことを思い出して急にウッという気持ちになったりする。リズリサ着てフリルついた日傘持って夢展望の厚底履いて何時間でも推しとかいうやつを待っていることのできるガキだった。もう大人だからリズリサ着れないや。

　キョウリュウジャーが10周年企画をやるらしくてそれにもまたウッという気持ちが芽生えた。トッキュウジャーの10周年が近づいてくる。あの頃は10年後も異常追っかけ行動してるだなんて思わなかったな。全然してるけどさ。トッキュウジャーの10周年あったら嬉しいけど正直なところあるとは全然思っていない。元推しが忙しすぎる。だからちょっとだけ憂鬱だ。ないんだなあと思いながら一年過ごして一年が終わりそうだ。

　昨日は木津つばささんという俳優のイベントの招待に行った。感想を書いていいですよと本人に許可をもらったので書く。キャンプをテーマにしているらしかったがキャンプ要素はどこにあるのか見つけられなかった。黒ひげが沢山ある黒ひげ危機一発をしていて、あんなに黒ひげが沢山いたら黒ひげ同士で協力して危機から脱出できるんじゃないかなあと思った。ミクサの地下のホールに初めて行った。昔は上の階が映画館だったような気がする。2014年にあそこでトッキュウジャーの夏映画の舞台挨拶を見た。朝早くてとても疲れていたのでよく覚えていない。
　友達は虫取り網とかごを持参してキャンプスタイルになっていた。本当にキャンプをする人はフジロックとかに行っているだろうと思った。そういうことではない。

　夏になると毎年神聖かまってちゃんの「23歳の夏休み」を聞く。25歳になっちゃった。23歳の夏休みはミュージカル刀剣乱舞静かの海のパライソのためにひたすらお金を貯めていた。待機室のテレビでパラリンピックを見たような気がする。店員に「興味ないの？」と聞かれて「ぜんぜん興味ないです」と答えたら「だろうね」と言ってくれるいい職場だった。

　一昨日はNHKホールに山下達郎さんを観に行った。キャンセル待ちが当たったのだ。といってもキャンセル待ちというのはたいていすごく後ろの方の席で、そのたいていに漏れず3階席の一番後ろだった。でも3階席の一番後ろでもいいことはあって、達郎さんはMCで「3階席の一番後ろのあなた、あなたに届けるように歌います！」と言ってくれるのだ。毎回。だからある意味ファンサ確定席であるという見方もできる。
　楽しくライブを見ていて楽しくアンコールになっていたら「RIDE ON TIME」で突如としてコーラス隊が一人増えた。竹内まりや嬢だった。私は思わず何かを叫んだ気がするが何を叫んだかは覚えていない。隣にいた見知らぬお兄さんと手を取り合って喜んだ。めちゃくちゃまりやさんの声がして本当に泣きそうになった。まりや嬢はごくたまにしれっとコーラス隊に混ざるのだが、完全にシークレットなので出くわすのは難しい。出くわすことができて良かったなァと思った。
　NHKホールに向かっているとき、LINE CUBEの前に黄色いユニフォームを着たおばちゃん集団がいて、よくわからなかった。変だとか、妙だとかより、「よくわからない」という感想が一番先に来た。よくよく見てみると「遊助」のライブが開催されるらしかった。おばちゃん集団もいるけど、ちらほら若い子もいる。私より若そうな子もいる。
　私はヘキサゴン直撃世代なので、私と同世代がずっとファンをしているという仮説は、まぁ、成り立つだろう。しかし、私より下の世代は、一体どうして遊助に……。でも、向こうからしたら、私が山下達郎さんの追っかけをしているのだって、そうとう奇妙なことだろうと思う。

　ところで、達郎さんが今回のツアーで演奏している曲に「ドーナツ・ソング」がある。恐らく今年セトリ入りしているのは菅田将暉さんがミスタードーナツのCMソングでカバーしていることの兼ね合いなんかもあるのだろうが（もともとミスドのタイアップ曲だったはず。因みに、NHKホールには菅田将暉さんからのお花が来ていた！）、「ドーナツ・ソング」の歌詞には「公園通り」という語が出てくる。
　本家「ドーナツ・ソング」のリリース当時、公園通りにミスドはあったのだろうか？　私の記憶にある限り、公園通りにミスドがあったことはない。聖地巡礼したいのだが、ないのだ。あったら多分、アイアシアターのマチソワ間に溜まっていたに違いないから！　……調べてみようっと。
＜おわり＞