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Pagesで実際に電子書籍を作るノウハウ本の企画

Appleの簡易DTP機能つきのワープロアプリ、Pagesで電子書籍を作るノウハウをまとめた本を企画したことがありました。


電子書籍といってもいろいろある

お手軽な電子書籍といっても、標準的なレベルというのがよくわかりません。自分はかなり作り込むので、そのレベルを標準と考えるのには無理があります。

世間的に標準的なレベルがどのあたりかを調べてみたところ、

iPhoneのメモアプリに文字入力して、iPhoneのPages上で本っぽく文字だけの小説みたいな電子書籍を作成。たまに挿絵イラストでも入れて、それっぽく仕上げる

みたいな感じで、フォントにもこだわらず、脚注とかもつけず、表紙も文字だけで構成みたいな感じでしょうか。

なので、「お手軽」レベルの話をしているつもりが、とんでもなく凝った内容の話をしているとかいう「ミスマッチ」が盛大に発生するだろうということで、盛大にお蔵入りしました。

iPhone上のPagesは子犬レベル

自分としては、Keynote→Pages→Numbersという順で「使えるアプリ」として認識しています。

これが、世間的にはPagesの認知度というのが極端に低く、また、知っていた場合でもその実力が過小評価されていることが多いようです。もっとも、Mac上でAppleScriptと組み合わせた道具として使った場合に強力という話であって、iPhone上でPagesを使うといったら「なんの冗談?」ということに。

iPhone上にユーザーがフォントを自由にインストールできるわけでもないので、Pages上でいろいろなフォントを使うという話自体が届きません。どうも、次あたりのiOSでフォントの管理機能がつきそうな気配はあるのですが……。

iPadでPages書類をオープンすると、いくぶんマシではあるものの……これでレイアウトを作成するのは現実的ではありません。

Pagesのページの組み方は2通り

Pages書類のページの組み方には、下地にテキストを漫然と流し込む、ワープロみたいな組み方が1つ。

もう1つが、DTPアプリっぽくテキストボックスを並べて、文字の流し込み順を指定して流し込むやりかたです。

自分はテキストボックス並べてレイアウトを組むパターンが多いですが、これだとテキストボックス組みをしないユーザーには「なんのことだかわからない」ということになりそうです。

Pagesを同じような使い方をしているユーザーがある程度いないと、「そのノウハウいいかも」と思っていただけないことでしょう。

やっぱり、ボツが妥当かも。


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