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Xスペースのタイマー自動録音①

今週の水曜日にプレゼンのためにほぼ1日、家を空けることになり、不在に備えていろいろプログラムを作ることになりました。

X(Twitter)のSpacesを自動録音するソリューション

X上のSpacesで不定期開催されている、音声番組「あのコン」。これまでも、実家に行く用事があった場合にはサブマシンのMacBook Airを持って実家で聞いたりしていたのですが、今回のお出かけは遠方であるため行き帰りが上越新幹線。トンネル率が高く、ネット接続は望むべくもありません。

毎回、私的に録音を行なっているのですが、その方法は仮想音声デバイス(BlackHole)をインストールして実現。

macOS標準装備の「オーディオMIDI設定」で、スピーカーとBlackHoleに同時出力するデバイスを新規登録。Webブラウザからの出力音声をスピーカーから出しつつ、仮想デバイスにも同時出力。

その仮想デバイスへの音声出力をQuickTime Playerの音声入力に指定し、「スピーカーで聴きながら、録音も行う」という格好です。

BlackHole
https://github.com/ExistentialAudio/BlackHole

自動でXのSpaces(音声チャット)に参加する

不在のときにも、指定時刻に指定のアカウントが開催しているSpacesを検出して、Spacesに参加して内容を録音してくれるAppleScriptを書いてみました。

まだ、通しで連結テストはしていないのですが……

・指定時刻に指定のハンドラを実行するAppleScript(NSTimerを利用)

・QuickTime Playerでオーディオ録音を開始するAppleScript

・SafariでTwitterをオープンして、指定アカウントが開催しているSpacesがあれば参加するAppleScript

・不在であることを示すために、定型文をX(Twitter)に投稿するAppleScript

の3本を書いたり使いまわしたりで用意したので、多分これで撮れることでしょう。トラブルが起こって失敗しても、その失敗は今後の糧になるとかならないとか。

失敗したときに理由がわかるように、

・画面キャプチャを撮ってスマホのメールアカウントにメールで画像を送信するAppleScript

も用意しておくといいのかも。

技術的には別に大したことはないものの、こういう問題を解決する方法がないので、解決したのはいいことです(多分)。

Macってこんなふうに標準のOSのソフトウェアを動かして、手軽にシステム構築できるのがメリットだと思っています。勘所さえ押さえれば、たいへんに手軽です。

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