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9月のミニチュア郷土玩具「玉乗り兎」

9月のミニチュア郷土玩具の新作は玉乗り兎です。minneで販売中

前に向かってぴょんぴょん跳ねる姿から「前向きさ」や「飛躍」、魔よけの赤色の目をしていることから、うさぎは縁起物とされています。

郷土玩具の「玉乗り兎」をミニチュアにしました。

有名なのは書籍の「はじめましての郷土玩具」で紹介されている山形張り子の「玉乗り兎」。赤いちゃんちゃんこを着ていて絶妙なバランス(中腰)で玉に乗っているのが印象的。今は作り手が減って絶滅危惧の山形張り子の玉乗り兎。

以前、玉乗り兎が紹介されているのを見て、中秋の名月までに作りたいと考えていました。

しかし、今年の名月9/10までに間に合わず。しかも、名月見ることも忘れてしまい、やる気が失せてた時に見つけた与謝蕪村の俳句。

名月や
うさぎのわたる
諏訪の海
与謝蕪村

諏訪は長野県の最大の湖、諏訪湖のこと。
海がない長野県の湖を海に例えてるおもしろさ。

もう1つは、神様をうさぎにしてること。
諏訪湖には御神渡りという現象があります。
冬場に見れる自然現象で、凍った湖に何キロも隆起ができて、それを神様が渡った跡としている御神渡り。

「うさぎがわたる」はこの御神渡りに掛けてる。神様をうさぎに置き換えてる壮大さ(の逆)がおもしろい。

うさぎが玉に乗って諏訪湖に浮いてたら可愛いだろうなと思うと、蕪村の俳句にミニチュア郷土玩具「玉乗り兎」を添えたくなり創作意欲が湧いてきました。

かわいい。

来年の干支は兎なので、たくさん作って玉乗り兎祭(並べて飾るだけだけど)開催したいな。

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