【人生初の街コンに参加した話】第三章
フリートークが始まる。
司会進行の方によると
①グループトークと同じ15分3回のローテ
②同じ人と連続で話すのはNG
③その他は自由にせよ
簡単にざっくりこんな説明だった。
連続で話すのはNGって事は一回間を空けて気になる子にアタックをする事も出来るって事だ。
ピザやらスパゲッティ、ナゲットとか運ばれて来て中々にアメリカンなパーティが始まろうとしていた。
とりあえず皆各々ご飯を取りに向かうので僕も流れに身を任せる。
ピザはピザーラの多分Mサイズの物だったがカッチカチに固まってて皆んな取り分けに苦労してた。
やばそうだからとりあえずスパゲッティ取りに行ったらそれもカッチカチに固まってた。
何処ぞの地下帝国の飯なら喜んで食べると思うがここは横浜のビルの13階だぞ。
あとピザはせめてLサイズを頼め。
これで男性6700円っていい商売してる。
それぞれ令和のパーティとは思えないクオリティの飯を片手に席に着いた。
席順はこんな感じだ。
分かりやすいかなと思って図を作ったがスマブラのトーナメント表みたいになった。
余計分かりづらくなってしまったが折角のなので載せる。
女の子はペアで参戦しているのも多く、
完全に席移動すらしなかった為、男が動くしか無い状況であった。
とりあえず僕は同じローテで回ればいいや思い、
せめての行動で正面の人を変えようと思ってここに座った。
あと絶対にタケルの世話だけはもうやりたくなったので自ら逃げた結果でもある。
【新・メンバー紹介】
【No.14 コミュ力のケン】
24歳と歳下だがかなりのコミュ力を持つ男。
街コンは過去2回参加しており慣れから来るトークは絶品。
背が低いので何と無くネスっぽかった。
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新たなメンバーと共に始まったフリートークだったが、結局メンバー変えただけのグループトークになってた。
ただ本当にやりやすかった。
ケンは僕にも女の子にも上手く話を誘っては返し、言葉のキャッチボールをいとも簡単に行っていた。
苦労した前半を返して欲しい。
チラッと後ろの席に居たタケルを見たが当たり前に会話に入れて無さそうであり、めっちゃピザにがっついてた。
正直な事を言うと、グループトークで割と皆話は済んでいるのでもう普通に会話してただけだった。
だからまじで内容は覚えていない。
15分はあっという間に終わり、次のローテへと進む。
しかし、ここで事件が起こる。
僕は交代のタイミングに合わせて5杯目のビールを取りに向かった。
席に戻ろうとするとそこには驚きの光景があった。
『、、席が空いてない!??』
そう、男性陣も色々考えていたのだろう。
やっぱりみんなある程度は良い子、気になる子と話したいのだ。
興味無い子と話したく無いのは無駄になるからめっちゃ分かる。
でもさ、
トトロのマキちゃんの
前の席しか空いてないのは失礼じゃない!??
ビールを取りに行った一瞬でトトロ以外の席は埋まったのだ。
僕はローテ決め込もうと思ってたから結局奥の席に行く予定ではあった。
しかし、何がツラいってまさかのタイマン勝負になった事だった。
たったの1分も無い内に、隣の席ではもう話は始まっていた。
気が強いでお馴染みのシオリちゃんとケンは一切こちらを見て来ない。
求めていない形で求めていた街コンが始まったのだ。
あんなに良さを感じたケンもただのクソチビに見えた。
ちょっとはこっち見てくれや。まじで。
___
トトロとの個人面談が始まる。
トトロにはまじで『飯、冷めてますね』とかクッソどーでも良い話するしかなくて助け舟も無い為かなり苦痛の15分だった。
あとこれはガチだけどトトロは
「さっきの理想のデートの話で言えなかったけど実はジブリパークに行きたい」
って言ってた。
『ジブリ似合うね』って返した。
無事、アナウンスが流れ、トトロとお別れを告げ、最後の15分が始まる。
__
最後は23歳ペアの子達の席に座った。
結局男達も同じペアでぐるりとローテをしただけだった。
今考えると2回目で放置されてたトトロが本当に可哀想に思える。
ビール6杯目に入り結構酔いも回ってたけどなんか学生時代の話したりとか部活の話とかした気がする。
一番可愛いなと思った2人だったが何となくあっちのテンションからもうこの場に疲れてるんだろうなって言うのは察した。
ケンの力も借り、色々話も広げつつ15分の経過を待つばかりだった。
ちなみにこの辺から既に前の席に居たはずのタケルの霊圧は完全に消えていた。
ここの15分も無事に終わり、また司会者よりアナウンスが入った。
___
「最後に集計に移ります!!
プロフィールカードの下の欄に良かったと思う人の番号を記入下さい!」
集計後にカップル成立があれば教えてくれるらしいが、よく見たら第五希望まで書く欄があった。
そんなに多く書けば絶対誰かしらカップル成立するだろうな〜って思ったが、きっと何かしらでもカップルは成立させれるような仕組みは作ってるのであろう。
僕は第三希望まで書いた。
第一希望 狐目のレナ
第二希望 18号のアイカ
第三希望 歯科衛生士のミキ
以上、3名を選出させて頂いた。
理由としては一番話しやすかったのが最初に話したレナちゃんだったから。
あとは顔的に23歳の2人組を選んだ。
正直、気になるとか好きだとか言う感情は無く、
まぁ、希望出すならここかなって感じだ。
他の男性陣は分からないが女性陣達もテンション的にはそんな感じだったと思う。
2時間で『こいつしかいねぇ!!!』って思える人には出会えないのかも知れない。
カードを回収されてた後は帰りの準備をして待ってろ。との事だったので皆お皿とか片付けてコート着て待ってた。
あと、これはまじで余談だが、このタイミングでクセ強女のシオリちゃんが最後にやって来てLINE交換を求められた。
まぁ、断れないから交換したけど、世の中の女の子ってこーゆーのめっちゃあるだろうなって思った。
スルースキルある方はまじで教えてくれ。
ちなみにLINEは返事をせずそっと削除した。
そんな僕の罪を許して欲しい。
___
5分も経たないうちにアナウンスが入った。
「これにて終了になります!
今夜は1組のカップルが誕生しました〜!
呼ばれた2人は最後にエレベーターホールに行ってください!
発表後に終了となりますので他の皆様も退室願います!」
第五希望まであるのに1組だけの成立らしい。
あと最終的には皆エレベーターホールに行くからなんか意味あんのかよとか色々思う事はあったがやっぱり結果発表ってなるとドキドキはする。
皆割とこの最後のアナウンスに食い付いてたと思う。
「それでは発表致します!
男性No.16と女性No.13の2人です!
呼ばれたお二人はエレベーターホールにお越しください!」
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、
男性No.16。
まさかの僕がカップル成立してしまった。
クッソ恥ずかしかった。
まぁ嬉しいけど誰が何番なんて皆把握してる。
呼ばれた瞬間びびったし何より恥ずかしくてずっと下向いてた。
各々退室して行ったがとりあえず僕と狐目のレナちゃんは最後に出る事にした。
エレベーターホールに行ったけど特にスタッフが待ってる訳でも無く、一緒にエレベーター乗っただけだった。
レナちゃんは2人で来てたからエレベーターの中でとりあえずLINE交換して2人を誘って二次会行く事になった。
まだ20時だったし折角ならまだ楽しくお話ししてぇなとも思ったからだ。
なんで僕に入れてくれたのかなんて恥ずかしくてその場では聞けなかった。
でもやっぱりちょっと嬉しかった。
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以上が今回の街コンの全てである。
結論、めっちゃ楽しかった。
しかもカップル成立までしたので何なら一番楽しめた人間だと思う。
ちなみに23歳の2人組はアナウンスが終わった瞬間秒で退室してたから本当につまらなかったんだろう。
出会いも無い世の中でしっかりまじめに恋活!
が出来るのはここしか無いのかも知れない。
今回の12人しか居ない小規模な街コンでも分かるがメンツはピンキリではあるし、男性が払う金額も安くは無い。
でも女性よりも男性の方がどっちかと言うと問題有な人が多いと思う。
皆も行くならぜって〜にカッコよくして行こうな!!
お前の事だぞ!タケル!!!
ともかく、一度経験としてはまじでオススメなので参加してしてはいかがでしょうか。
僕は本当に楽しかったのでまた行こうとガチで考えてます!
レッツエンジョイ街コン!
これにて終わり。
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extra stageへ続く、、?
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