澄ました人が微笑んでくれると嬉しいよね。 wine#1
そんなワインだと思います。
ヴィニエティ・デル・ヴルトゥーレ ピポリ アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ-2012
名前が長い…。
ツンと澄ましたラベルのこのボトル。
イタリアのワインで、アリアニコという聞きなれない品種のぶどうを使っています。
写真でもわかるように深い赤色をしています。フルボディという紹介もあってガツンとくるタイプと思いきや淡い色の花のような香り。口に含んでもまろやかです。
以前神楽坂で体験した、15年寝かせたバルサミコ酢のようなさらっとした甘さがあります。
この日はイタリア産の生ハムにホワイトペッパーをまぶしたもの、自家製のパプリカ、きゅうり、セロリのピクルスとともに。
生ハムが少し獣臭かったのでペッパーをまぶしましたが、ワインとはあまり合わず…。ペッパーが勝ってしまいました。ハムだけだといい感じでしたが。ピクルスとはよくあいましたよ。
アリアニコというぶどうはギリシャからイタリアに渡った品種だそうです。
軽くネットで調べると、濃厚な、どっしりという形容詞が多く見られますが、このボトルを飲んだ印象は違うものでした。
確かに土台がしっかりしている印象はあります。ただ、それよりも印象的なのが、その土台の上で踊っている淡い色の花や果実のニュアンス。
酸いも甘いも知った人が、それでも軽く微笑んでくれる。そんな印象のボトルでした。
とても美味しいワインだと思います。価格は僕が買ったお店では1800円でした。デイリーワインとしてはそれなりの価格ですかね。
最近はイタリアや日本のワインが気になっているのですが、お気に入りが1本増えました。
ごちそうさまでした。
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