木空
好きなものを写しながら思ったことを書いてみました。ほぼ虫、植物です。色々未熟ですが見てくれたら嬉しいです
引っ越してからひと月が過ぎました。 新しい部屋にはあまり虫がいません。そんなはずはないと見つける目のなさにがっかりしていたら、いただいたひまわりにいてくれたのです。 ひまわりの真ん中が咲ききって茎が柔らかく腐るまで、生まれて生まれて脱皮して脱皮して群れに群れてくれました。
これまでの暮らしを土台にして、これからの暮らしが積みあがっていく。なかなか悪くない。探り探りなじんでいく。壁のタイルの目地にラグビーボールを伏せたような固い繭。開いた穴の奥がほの暗い。もうでられたのですか。これからの暮らしはどちらですか？
好きな服を着ているって嬉しい。山みたいだけど実は虫。コガタカメノコハムシを横からみたデザインなんですって。しびれます。
朝顔は毎朝新しいつるを伸ばす。つかまる場所を探して手を伸ばしている。生まれてまもないそのつるを塀に絡み付いているつるに差し込む。つるはまっすぐに見えてねじれているから見誤ると簡単に折れてしまう。方向もねじれ方もそれぞれ違う。つかまりたい場所も行きたいところもそれぞれ違う。折れたところから白い液がしたたる。朝顔の血は白くてかゆい。 今年は咲き始めが遅くて葉だけの時期が長かった。例年よりも蒸し暑かったためか、おとなの手のひらほどの大きさにまで成長すると急にわさわさと増えながら塀
雨ですね。ひんやりとした秋の雨。 今年の夏は暑かった。やはり日本は亜熱帯になっていた。 だからというわけでもないけれど、頭もからだもおかしくなって、仕事にも行けなくなっていた。 秋の雨。季節が移っていったから 毎日、歩けているのかも。 頭もからだもだるいけど。
良かった。ミントの葉陰にいた君を見つけられなくなっていたから。 近くで育っていたんだね。 小躍りするほど嬉しいけれど、 ほっと胸をなでおろすけれど、 別の誰かが脱いだものかもしれない。 別の誰かがそばで育っているのも 嬉しいことにはかわりない
こどものころすでに似たようなことがあったのに、なんだろう。今のこの様は。 仕事に行けなくなって早めに始まった夏休み。 夏休み明けには行けるのかとまだ考えるのも早いくらい、 こんなにハッキリと拒絶している。窓の外、雲が早く流れていくので助けられた。
鳩が地面で丸くなっていた あたたまって 砂浴びをして 羽についた小さなものたちを 払って 飛び立つの？ いいの？ ほんとは いつでも鳩を辞めたっていい 羽毛ではなく虫の羽を選べるよ 小さくのびて 私を見た
ミントの葉と同じ色をしたちいさいあなた あなたはもしや、こちらのかたの お子さんだったりして。
なんでしょう。欲が変わった気がします。以前は葉っぱを食べたくて食べたくてみつかるまで移動していたというのに。今は、まず、体を暖めてから、この花の蜜を少しのむ。ここがちょうどいい。そんな風に思います。 あの頃はなににしても、いいなと思ったらすぐにからだが動いていた気がします。違うと感じた時の逃げ足も速かったと思います。 こっちにしよう、と思えばこちらへ。あんなのもあるのかと思えばあちらへ。 そうだ南へ行こう、と旅立っては戻り、これだ！と意気込んで西へ乗り込んで馴染みきれずに引
なんでしょう。欲が変わった気がします。以前はあの葉っぱを食べたくて食べたくてなくなったらみつかるまで移動したのに。今は、まず、体を暖めてから、この花の蜜を少しのむ。ここがちょうどいい。そんな風に思います。
あなたはだれ？ ときいているのだけど きかれているような 気がしてきた。 あなたはだれ？
