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法務の技法 #15

【記者会見テスト】
特にトラブル対応において、
会社の対応が社会的に受入れられるかどうかを検証するためのツール。
記者の質問に対して、
「何も知らないくせに」「不勉強だ」と反感を持つのではなく、
そのような部外者でも納得できる説明を心がけるのがポイント。

【解説】
「これ以上注意したら、私ばかり悪者になってしまう。。。」
良かれと思って気になる点を教えても、
邪魔に思われ、逆効果の場合があります。

記者会見テストは、
このような逆効果を防ぐためのツールです。
「もし炎上して、記者会見を開いたとき、この説明で納得してもらえるかな?」
一緒に厳しい突込みを想定し、
一緒に対応を考えます。
「こうやって突っ込まれたらきついね」

相手方の考えに意見をする立場から、
一緒に考える立場に切り替えるのです。
そして、問題点を指摘するだけでなく、
一緒に克服手段も考えます。

良かれという思いが、
伝わりやすくなりますね?

※ 法務の観点から、ビジネスのヒントをお話しします。
「法務の技法」「国際法務の技法」「法務の技法 OJT編」の中から、
毎回、1つのトピックの「超要約版」をご紹介します。
本日は、「法務の技法(第2版)」1-8の超要約版です。



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