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こんな映像を観てきた(Amazonプライムビデオ独占配信作品)

舞台は生に限ると言っても、劇場で観られる本数には体力的にも(財力的にも)限りがある。

ということで、映像で楽しめる舞台関連作品のまとめ。
今回は、Amazonプライムビデオ独占配信作品編。

①:シンデレラ(2021年)

シンデレラの物語を現代風にアレンジしたミュージカル映画。

女性キャラクターが自分の意思をしっかりと表明したり、魔法使い(フェアリー・ゴッドマザー)を男性が演じていたりと、随所に物語のアップデートが見られる。

(とはいえ、元々がおとぎ話なので、物語の構造的にアップデートに限界を感じないでもない。)

ミュージカル好きとして、テンションが上がるのは、キャストの豪華さ。
継母役はイディナ・メンゼル(ミュージカル「ウィキッド」の初代エルファバ、映画「アナと雪の女王」のエルサ)だし、
フェアリー・ゴッドマザー役はビリー・ポーター(ミュージカル「キンキー・ブーツ」の初代ローラ)だし、
ミュージカル映画にやたら出ているジェームズ・コーデンはこの作品にも出演。

余談だか、ジェームズ・コーデンといえば、横断歩道でミュージカルを始めちゃう”Cross walk the Musical”が最高。
上の動画は、まさにこの映画のメンバーがゲストの回。

②:Everybody's Talking about Jamie ジェイミー(2021年)

2017年にウエストエンドで初演されたミュージカルの映画版。
ドラァグクイーンになりたい16歳の高校生ジェイミーの物語。

これぞ現代の学園ミュージカル!というような感じで、大好きな作品。

舞台版は2021年には日本でも上演。
↓その時の感想はこちら。

基本的なストーリーの流れは、舞台版と一緒。

一番大きな違いは、映画版では”This Was Me”という曲が追加されたこと。
曲中では、80年代後半から90年代前半のゲイカルチャーが実際の映像を交えながら語られる。
これは舞台ではなかなかできない、映像ならではの演出だと思う。
フレディ・マーキュリーがHIV感染合併症で死去した際のニュースや、ダイアナ元妃がHIV陽性患者と素手で握手している映像も使用されている。
(*当時は、「陽性者に触れるだけでエイズに感染する」と考えられていたらしい。)

また、舞台上でイギリスの地名を言われてもなかなかピンと来ないけれども、映画版では随所でイギリスの街並みが映し出されていて、物語の舞台が視覚的によく伝わってくるのもいい。
(もちろん、舞台版も最高だったけど、あくまでも映像の強みを感じたという話!)


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